「この地にタクトという人物はいるかーー」 突然背後から周りに呼びかけるような声が聞こえてきた。 振り返るとそこには白色の鎧を身に纏った男を先頭に、数十人の兵が誰かを探すように辺りを見渡していた。 そしてその中にはーーー。 「ルチル!!」 「ユノ!!」 向こうもこちらに気が付き、はっと顔を上げた。 「リースっ!」 鎧を着た男もそれに気付きこちらに歩み寄ってくる。 タクトは男の前まで出て行くと眉間に皺を寄せ相手を睨みつけた。