スカイ・ネイル



「・・・・・・あんた、随分と達者な言葉使いだな」


「それほどでも」


にこりと笑ってみせるとタクトと呼ばれた男は警戒心を解き、こちらも胸を撫で下ろす。


「ねぇ。他にはお話しないの?石はどんな石なの?きらきらしてる?」

「っ・・・お前なあ。子供じゃなかったら街から追放されてるとこだぞ。ここにいれば苦労せずに生きていけるんだ。あんな災いの元でしかない話を仕入れてどーするんだよ」

「だって、気になるから」


上目遣いの純粋な瞳がタクトを怯ませる。

きっと彼は子供が好きなんだろう。
ユノも相当懐いているようだし。
そうでなければスカイ・ネイルの話も、ましてや相手にすらしないだろうから。


「タクトさんはどこからか情報を仕入れているんですか?」


「え?ああ、いや。ただ流れてくる噂だよ。まあ、この街にはあまり関係のないことだが・・・」