スカイ・ネイル



「やはり、そうなのね」


「・・・やはり、というのは?」


問いかけると二人は互いに目を合わせまたこちらに顔を向けた。


「言ったでしょう。この街の人たちは面倒ごとが嫌いなの。私たちも同じよ。・・・でも、ユノが生まれて・・・・・・最近になって、どこで聞いてくるのかその話ばかりするようになって」

「もしかしたら、また各地でその石を取り合うために争奪戦が起き始めているんじゃないかと予想していたんだ。・・・・・・あの石は災いの元だ。情報収集だとか言っていつまた物騒な輩が街に押し入ってくるか・・・」


ふとリースの頭にギルの顔が過ぎる。

この人たちも、同じ状況なんだ。


険しい表情の両親をユノはぬいぐるみをぎゅっと抱きしめたまま見つめる。


「昔からここは大きな争いなんかは起こっていないから、きっとこの街にいれば安心だって思っているんだけどね。それなのにこの子ったら外で余計なことばかり」