「・・・石を探してるの」
こちらに問いかけているのか、それとも自分のことを言っているのか。
やはりいまいち考えがつかめない。
頬に手を当てながら、ナギは少しずつ話し始めた。
「いつの頃だったか、この街にとある噂が流れてきてね」
「とある噂・・・?」
「ええ。・・・・・・どんな願いも叶えてくれる石があるっていう話はきっとご存知よね?その石が発見されたとかって、私も最初に聞いた時は耳を疑ったわ」
やはり、この人も。
ラウドさんも知っているんだ。
スカイ・ネイルのことを・・・。
リースらは黙ってナギに注目する。
「でもこの街の人たちは皆平和主義というか、面倒ごとは嫌っていてね。とくに争いを起こしたり街を出ていく人はいなかったわ。・・・・・・もう、十年以上前の話だけれど」
「・・・その噂が、最近になってまた流れはじめた」
はっとしたようにナギとラウドはフランを見る。

