先に帰っていた先程の男の子が物陰からひょこりと顔を出し、どうしても三人のことが気になるのか相変わらず痛いほどの視線を向けている。
「私はナギ。それからそこにいるのが、うちの息子のユノ」
「リースです。で、こっちにいるのがルチルと・・・・・・フラン、です」
互いに会釈をし簡単な挨拶を交わす。
すると奥から一人の男性が現れた。
その人は軽く頭を下げ笑顔で俺たちを迎え入れてくれた。
「うちの主人よ」
「ラウドといいます。小さな宿ですがどうぞゆっくりなさってください」
「ありがとうございます」
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