『もし写し身に何かあったら僕の元に情報が飛んでくるから、その時はまた伝えるよ』
「・・・・・・」
その何かが起こらないのが前提であってほしいのだが、他に術がない今それを了承するしかない。
「あの、フランさん・・・」
「この姿の時にその呼び方はよそう。フランで構わないよ。それから敬語も」
「そ、それはさすがに!」
フランはソティアとオルトの方に向き直る。
その顔付きは一つの国を率いる王に他ならない。
青年の彼は間違いなくこのコバルト国の頂に立つ人物。
「いつ戻るかわかない。暫くの間、君たちにこの国を任せる。・・・・・・必ず帰ってくる」
「はっ!」
「了解」

