『実は神器所有者同士なら意見が合致した場合のみ、所有者ごとその神器を他人へ譲渡することができるんだ』
「えっ、そうなのか?なら俺が代わりに」
『ただリスクはあるよ。一人の人間が二つの神器を手にすると今の二倍分魔力を背負うことになるから、場合によっては正気を失ったり力が暴走することもある』
「正気を失うって・・・・・・」
それならば魔法が得意ではないリースが受け継ぐわけにはいかないだろう。
渡す側も賛成するはずがない。
「何か他にいい案はないの?」
んーーー、と人差し指を額に当てながら考え込むと何か思いついたのか、ピンとフランに指を向けてもう一つの提案を繰り出す。
『君の写し身を作るってのはどう?』
「ちょっ、フランさんに向かってそんな!」
「それは、スーラの力を使ってってことかな?」
スーラはこくりと頷く。

