突然の出来事にオルトは驚いた様子で少しだけ後退りし、今目の前で起こったことが現実なのかと実感するのに少し時間がかかった。
それもお構いなしにいつもの調子で彼は話を進めていく。
『ここからは僕が説明するよ!リース、ルチルも呼んできて』
水色に透き通った長い髪を揺らしながらくるりとこちらに振り向き、そう言われるがまま主人である俺は早々に部屋を出るとルチルを呼びに行った。
「・・・・・・なるほど。フランさんは火の神、リンド・ブルムのドラゴン・ソードを宿しているからザンスカールの人たちに制裁は下されないと仰ったのですね」
スーラから一通り全ての説明があり、改めて状況を把握する。

