「お取り込み中のところ失礼致します。コバルト国騎士団隊長オルト、只今ザンスカールより戻りました」
フランは取り乱した場を戻すべく一呼吸した後、椅子に座り直すと真剣な表情でオルトを迎える。
「よく戻ってくれた。それで・・・・・・向こうの状況は」
「はい。報告します。ザンスカールに辿り着き調査しようとしたところ住民が敷地一帯を囲っていたために中へ入ることは出来ませんでした。
何故そうする必要があるのか問うと、ネオンという男が中へ入れるのは神から受け伝えた宝器を持つ者のみ。それ以外の者が入ろうものなら雷の制裁を下すと告げられたそうです」
「雷の制裁・・・・・・?」
『・・・リース、もしかして』
俺の"中"からスーラの声が聞こえてくる。
どうしたのか。
今の話で何か気がつくことがあったのだろうか。

