「・・・もう、長くはないだろうけど・・・・・・」 ぽそりと溢れるように呟く彼の言葉を掻き消すかのようにフランは音をたてて立ち上がった。 「そんなことはない!きっと君の母親は目を覚ます!絶対に・・・っ」 「・・・・・・ありがとうございます」 レグは力なく笑って見せる。 フランさんの様子からかなり手は尽くしているのだろう。 もしかして、レグさんのお母さんも十五年前が関係しているのか。 何かの代償で昏睡状態に・・・? すると再び扉が叩かれる。 入ってきたのは防具に身を包んだ一人の青年。