スカイ・ネイル



「レクアの調子が良さそうでなによりだが、何か話したい事もあるんじゃないのか?」

それまであまり話していなかったギルが口を開くと、レクアは少し困ったように目を合わせた。

「話したいこと?どうかしたの?」

「まあ、大したことではないのよ。少し悪い夢を見ただけ」

「夢?どんな?」


ルチルは気になるようでずいずい聞き込んでいるが、俺はなんとなく良くない空気が二人の間に流れているのを察した。

その理由がなんなのかはわからないが、口を挟むとレクアさんをさらに困らせてしまいそうなのでここはやめておくことにしよう。



もくもくと朝食を食べ、席を立つ。

「さ、俺はそろそろ出るよ」

「えっ、もう食べたの?!せっかくおばあちゃんが来てくれたのに」

残念そうにするルチルをよそにさっさと自分の皿を片付ける。

「いつでも会いに行ってあげればいいだろ。隣の家なんだし」


そういえばレクアさんは一人暮らしだが、俺らがいない時家事はどうしてるんだ?
足、悪いんだよな。