「んで、お前は何してんだ?ぼーっと考え込んでたみてぇだけどよ」
「俺はーーー」
言いかけたところで、どこからかふわりとカモミールの香りが鼻をくすぐった。
普段は束ねている髪を下ろしているからだろうか、一瞬誰だかわからず返事が遅れてしまい慌てて腰を四十五度曲げ敬礼する。
「おはようございます!」
「ん、おはよう」
その光景に顔を引きつらせ、得体の知れない何かを見るような目でソティアを見る。
「おい、お前何教えてんだ」
「何も教えてないわよ!彼が私に忠実なだけ」
そっか、この二人は確かフランさんと幼馴染なんだっけ。
ソティアさんにこの調子で話す人なんて他に見たことないからな。

