スカイ・ネイル



「久しぶりです」


「それほどたってねぇだろ」


軽く会釈をするとケンはいつもの調子で言葉を返す。

「ケンさんこそどうしてここに?」

「俺は収穫した野菜なんかを厨房まで運んでたんだ。そんでついでにフランの顔を見にな」


畑仕事だけじゃなく運搬まで・・・。
本当に彼の本職は農業なんだな。

「普段城にはいないんですか?」

「言っただろ。この国の畑は全部俺が見てる。こっちにいる時間のがみじけぇよ」


少し誇らしげに話している様子からも心の底から楽しんで取り組んでいるのがよくわかる。

なんだか羨ましいな。