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カーテンの隙間から差し込む光。
心地良い布団の温もりを感じながら、まだ重たい瞼を持ち上げる。
ここでの生活にも大分慣れたが、いつになってもこのベッドで眠るのは最高に気持ちが良い。
もう一眠りしたいところではあるがその気持ちを堪え、体を起こすとまだ夢見心地のまま閉じられていたカーテンを全開にする。
結局昨日はフランさんに薬を渡せなかったな。
昨日の事を思い出しながらぼーっと外の景色を眺め、ミニテーブルに置かれたままだった薬のことを思い出す。
のそのそと服を着替え、いつものように城のダイニングルームで朝食を済ませ終えるとその薬を届けるべく城内を歩く。

