スカイ・ネイル



「・・・レイのこと、だけど」


ルチルも彼のことを気にかけていたのか、気まずそうに話を切り出した。


「俺に、もっと力があれば・・・」


レイと同じくらい・・・いや、それ以上の力が自分にあれば。
もっと対等に話ができたかもしれない。


「リースのせいじゃないわ。私があの時、ちゃんと引き止めていたら・・・」


ぎゅっとシーツを握り締め、若干言葉を喉奥に詰まらせながらもルチルはリースの方に顔を向けた。




「リースは・・・・・・いなく、ならないでね」



何を言い出すのかと思ったが、さっきのことも気にしているのだろうか。

一瞬ではあったが敵側へ行くことを選択してしまいそうになった。

自分のせいで誰かが傷付くのは見ていられなかったから。


それで戦いが収まるのならと、全て解決出来るような気になってしまっていた。