スカイ・ネイル



朝日が窓から差し込んでいる。

寝起きは最悪だが、村の畑の手伝いに行かねばならないので俺はいつものように身支度を終わらせて部屋を出た。
するとふんわりと甘い良い香りが漂ってくる。


ということはルチルのお祖母さんが来ているのか。

隣の家に住んでいて前はよくご飯を作りに来てくれていたのだが、最近は足の調子が良くなく自宅で休んでいるらしい。


「あ!おはようリース」

朝食の準備を手伝いながら、こちらに気づいたルチルはニコッと笑う。

「おはよう。レクアさん、お久しぶりです。足は大丈夫なんですか」

「ええ。今日は珍しく調子が良くて。さあ、座って。もう少しで出来上がるから」

白髪でふわふわのショートヘアをした可愛らしいお祖母さん。
その優しい口調と表情からどこかルチルを連想させる。

匂いにつられてかギルじいさんも部屋から出てくるとテーブルへとついた。