「どうしても、行くのかよ」 それに対しての返事はなく、こちらに振り向くこともなかった。 いったいどこを目指して歩いているのか。 ただその後ろ姿をじっと見つめながら胸の奥を締め付けられているような感覚に襲われる。 「リース・・・」 心配そうにその様子を見ていたルチル。 彼が決めたことなら、仕方が無い。 「・・・帰ろう」 そう言って俺たちもまた歩き出した。