スカイ・ネイル




『おっはよーー!!!』


「うわっっ!!!!」


とんでもなくびっくりしてしまい、勢いよくベッドから転げ落ちる。

打ちつけた頭をさすりながら再び辺りを見渡すが、人の姿はない。


『ごめんごめん。君の"中"にいるから姿は見えないんだ』

急に血の気が引く。

夢じゃ、ない・・・?


自分の中に何かがいる。
考えただけでも気がおかしくなりそうで吐き気すらしてくる。

「お前、なんなんだ、急に勝手に人の体に!」

『は、話したじゃないか!君の中に留まらせてほしいって』

「俺は許可した覚えはない」

冗談じゃない。
これからずっとこんなのが続くっていうのか?

『本当に、困ってるんだ』

さっきまでハツラツとしていた彼の声がだんだんと小さくなり、少し言いすぎたかなと一旦心を落ち着かせるために深呼吸をした。