売られていたそれに手を伸ばすと、横からもう一つの手が伸び軽く衝突する。 誰かと思いきやそれはルチルだった。 「わっ!ご、ごめん。リースもそれ気になったの?」 慌てて手を引っ込めた彼女の顔はどこか赤らんでいるように見えた。 が、リースは特に気に留めることもなく再びそれに手を伸ばす。 「実はちょっと頼まれててさ。このレモンティー」 「頼まれてるって、誰に?」 「ソティアさんに」