その日の夜。 何気にこの城で気に入っている中庭のベンチに俺はいた。 ここはよく星空が見えるから。 そっと腰を下ろすと先約がいることに気が付く。 「なんだ、眠れないのか」 木にもたれかかる彼の瞳が微かに揺れる。 「・・・室内は落ち着かない」 「お前、ずっとあんな生活してたのか?家出でもしたのか?それとも・・・」 「お前には関係ない」 そう言い捨てレイは暗闇の中に消えていった。