「おじ様が使っていた剣・・・シグハルトには、扱う者の魔力を増加させてくれる石が埋め込まれているの。あなたの事を心配してきっとそれを託したんじゃないかしら」
「・・・」
知らないところで助けられていた。
あの時水魔法を使うことができたのはこの剣のおかげだったのか?
「焦らなくて大丈夫よ。剣も魔法も、次第に体が覚えていくから」
「・・・ありがとうございます」
「それじゃ、そろそろ行くわね」
お腹空いてきちゃった、と言いすっと立ち上がると部屋を出て行った。
ソティアさんは優しい人だ。
言葉に出さずともこちらの考えている事がわかるのかそっと汲み取って支えてくれる。
いつか自分もあんな風になれるのだろうか。
『リース、惚れたの?』
「ばっ!何言ってんだ!そんなんじゃねぇよ」
帰ってきた安心感からかだんだんと空腹感に襲われ、ソティアさんの後に続くように夕飯を済ませるため部屋を後にした。

