ここへ帰ってくるのは何日ぶりだろうか。
ベッドへ腰を下ろすと半透明の姿をしたスーラが目の前に現れた。
「話ってなんだ」
『スカイ・ネイルのこともそうだけど、まだ言ってなかったなと思って』
「・・・お前の神器の話か」
『ピンポン!なんでかてっきり話した気でいたんだけど、まだだったよね?』
前から思っていたが、なかなか適当なところあるよな、こいつ。
俺の中に居座る時も、レイを引きつれる時も。
「で、その名前がスペクルムって言うんだよな。どんな力があるんだ?」
『僕が持つ神器は鏡。全てのものを跳ね返すことができるんだ』
「・・・それだけか?」
『それだけって!最強でしょ!モニアがちょっと特殊なのー』
不満そうな顔をすると、スーラは両手を上げて子供のようにぷんすかと怒り出した。
モニアの場合は瞳の色が変わったり、周りに気付かれるほど強い魔力を手に入れたりと特徴があったのに。

