「あなたの名前。スペクルムってちょっと長いから、スーラっていうのはどうかなって」
「スーラ?」
「そう!リースの名前に寄せてみたの。どうかしら?」
城の人目を気にしてかその後も姿は現さなかったが、どうやら本人もその名前が気に入ったようだ。
「こいつも喜んでるよ。スーラ・・・いい名前なんじゃないか」
「よかった!じゃあ私は先に部屋で休むから。スーラもまたね」
そう言ってルチルはこの場を後にした。
『ねぇ、僕からも話があるんだけど』
珍しくスーラから話を振られ、小声でちょっと待てと告げると足早に自分の寝床である部屋へと向かう。

