神を内に宿すのは危険と隣り合わせなのかもしれない。
そんなことを考えながら。
「それは大変だったね。長旅で疲れただろう?レイ、と言ったかな。君の部屋も用意してあるからゆっくり休むといい」
コバルト国に着いたのは夕日が沈み始めた頃。
フランさんにこれまでの出来事を全て話した後、今日のところは一先ず解散することになった。
「ねぇ、私ずっと考えてたんだけど」
急にどうしたのかと思ったら、用があるのは俺ではないようだ。
それを察したのかスペクルムは俺の"中"で返事をする。
まあ、この状態では俺にしか声は届いていないが。

