死ん、だ・・・?
それって、なんで・・・。
『戦いの最中。相手の激しい攻撃に耐えきれず・・・命を落とした』
現主の彼は黙ったまま。
なんと声をかけたらいいのかわからなかった。
その空気を変えるかのように話を切り出したのはルチルだった。
「ねぇ、スペクルムは?名前とか、その・・・」
『僕の神器の名はスペクルム。僕自身名前がないから、みんな僕のことをそのままスペクルムって呼んでるんだ』
「そ、そうなの?名前がない神様もいるのね」
『僕は気にしてないけどね』
そろそろ先を行こう、とスペクルムに流されるように俺達は再び歩き出した。

