「おい、どうなってんだこの街は」
「いや助かった。なに、気にする事はないさ。見慣れた光景だよ」
無事帰ってこれたことに安心したのかソファにぐでりともたれ掛かる。
「見慣れたって、どう考えてもあれは普通ではない気が」
「まあまあ。せっかく来てくれたんだしもう時期日が暮れる。今日は皆さん泊まっていきなさい。・・・といっても部屋は狭いしもてなす物もないが」
笑いながら話す彼をよそに一人を除いてこちらは全く落ち着かない。
断りたいところではあったが街へ繰り出すのも気が引け、疲れも溜まっていたために仕方無く一晩だけならと受け入れることにした。

