スカイ・ネイル




森沿いに歩いて行った先に見えてきたのは、明らかに誰かが生活していたであろう痕跡が残る場所。

寿命によって倒れたのか人工的に切られたのか、人が座るにはちょうどいいサイズの切り株に何食わぬ顔でレイはすとんと腰を下ろした。


まさかここで過ごしてるのか?


そんなことを聞けるはずもなく。

『スペクルム、主に話してあげて』

モニアとスペクルムがまた姿を現すと落ち着いた様子で話し始めた。

『最初僕が君に言った留まらせてほしい理由は、さっきも言った通りスカイ・ネイルを封印するために力を貸してほしいからなんだ。封印は人間にしかできなくて、僕達は協力してくれそうな主を選んでこうして行動を共にしてる』

「俺達とお前らの目的は同じ。けど、今回誰かがその封印を解いたんだろう?そいつがスカイ・ネイルを持っているならいずれ力を使われるんじゃないのか」