やがて長い森を抜けるとその場で立ち止まる。
足を踏み入れれば二度と出られないと言われる迷いの森を、一度も迷うことなく出ることができた。
「君はいったい・・・」
「もうここへは近付くな」
そう言い捨て立ち去ろうとする彼の腕を咄嗟に掴む。
「俺達は君を探してたんだ。一緒に来てほしい」
直様掴まれた手を振り払うと鋭い目つきでリース等を睨んだ。
「俺には関係のない事だろう。それ以上構うようなら容赦しない」
殺意さえ感じられるその気迫に思わず足がすくみ呼吸が浅くなっていく。
しかし人を寄せ付けさせない空気を纏った彼はどこか孤独さも感じさせた。
『モニア!』

