唱えられると剣を中心に大量の水が溢れ出し、勢いを増してアイリスを襲う。
足元を救われそのまま水流に飲み込まれるとやがてその姿は見えなくなった。
やった・・・のか?
徐々に水が引いていくと地面に横たわったまま動かなくなっている少女がそこにいた。
「・・・!おいっ、大丈夫か!」
「ぷっはああ!お兄さんなかなかやるね!」
「!」
勢いよく起き上がると何事もなかったかのように満面の笑みを浮かべる。
「でも手加減しちゃダメだよお。本気でやらなくちゃ!次は私の番ねっ」
すくっと立ち上がるとアイリスは片手を空へと翳した。
まだやるというのか。
一瞬でも気を許してしまったことに反省しながらも剣を構える。
「そこで何をしている」

