今度はルチルを目掛けて飛んでくる。 「火で消せるのなら怖くないわ!ファイア!」 先程と同様に光の矢は忽ち炎にのまれ消滅した・・・かと思われた。 消し去ったはずの光の矢が炎を擦り抜け彼女の体に突き刺さる。 「っ・・・!」 「ルチル!!!」 撃たれた反動で足を踏み外しそのまま迷いの森へと吸い込まれていく。 彼女の叫声だけが酷く耳に残り、目の当たりにした現実を受け入れられずにその場で立ち尽くす。 何が起こった? 間違いなく矢は消し去ったはずなのに・・・! 「もう一本矢を放ったんだよ」