「見る限り召喚獣だな。俺らに何の用だ」
「お前を、待っていた」
そう言って指を差した先は。
「・・・俺?」
「コバルト国の警備が厳しくなったからここで待ち伏せしていたんだ。お前のそれ、寄越せ」
弓を構えると何故か俺ではなくケン目掛けて矢を放った。
すかさずそれを防ぐと俺達を守るように前へと出る。
"それ"ってこの剣のこと、じゃないよな。
俺の"中"のこいつのことを言っているのか。
「話し合いってわけにはいかねぇのか」
「それを寄越してからならいい」
そうか、と答えると一気にケンの魔力が上がり、構えていた斧を頭上へと高く持ち上げていく。
「それじゃあ仕方ねぇ」

