「お前、覚悟はできてんのか」
「え・・・っ!」
不意に返ってきたその言葉の意味を理解する前に目の前を何かが通過した。
直ぐにケンが反応し、彼の得意武器である斧を背から下ろし構える。
「誰だ!」
すると岩陰から誰かが姿を現した。
目を疑ったが、人・・・ではないようだ。
猫のような耳に尻尾が生えている。
手元には弓矢が握られていた。
しかし俺は何故だかこいつを知っている。
まさか・・・。
「あの時の?!」
「知ってんのか」
「フランさんを狙ったのはあいつだ」
その言葉にケンの威圧感が増す。
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