スッキリした表情にも見える。
よほどお腹が空いていたのかもうゼリーを食べ終え少しぼーっとしている笑美さんを少し可愛いとまで思ってしまった。
俺の初めての片想い。
この人には俺のがどう見えているのだろう。」
「ごちそうさま。」
「これ、捨ててきますね。」
「うん...。ありがとう。」
ゼリーカップを受け取って捨てに行く。
すると笑美さんは立ち上がって俺のもとにやってきた。
「昨日はありがとう。もう帰るから。」
その言葉に俺は慌てて手を掴んだ。
「何?」
「どこに行くんですか?」
「家に帰るだけ。」
「まだ帰らないでください。」
何を言っているんだ俺!彼氏みたいな事言ってんじゃねえ!心の中で言い聞かせるが 今の笑美さんを一人にはしたくなかった。俺が側にいたいっていうのもある。
「私に深く関わらないほうがいい。」