猫に生まれ変わったら憧れの上司に飼われることになりました

少し冷静になろうとクッションへ戻る。

そのまま丸まっていっそ眠ってしまおうとしたのだけれど、こういうときに限ってなかなか眠りは訪れない。

何度も体勢を変えて目をつむってみても、無理だった。
ついに眠ることを諦めて今度はキャットタワーの一番上に昇ってみた。

最初の頃は今よりずっと体が小さくて一番上まで上ることが怖かったけれど、今ではもうそれもできるようになった。

猫の成長は早いと我ながら関心してしまう。
タワーの上は日があたって心地よく、ここでならよく眠れるかもしれないと目を閉じる。

けれどふと目を開けてみると本棚が目に入ってきた。
健一は本も好きなようで、3日に1冊くらいのペースで毎日なにかを読んでいる。

どんな本が好きなんだろう。