猫に生まれ変わったら憧れの上司に飼われることになりました

考えれば考えるほどに悪い方向へと思考が向かっていく。
もしかしてここに女の影がないだけで、外に誰かいるんじゃないか。

その誰かはすでに健一の子供を産んでいるけれど、なにか理由があって一緒に暮らすことができないとか?

そこまで考えて尚美は自分の頭を強く左右に振った。
そんな物語みたいなことがあるわけがない。

関さんにかぎって、そんなこと。
そう思おうとするけれど、それでは哺乳瓶の謎が解けないのだ。

もしかして山内さんとの間に子供が……。
なんてところまで考えてブルブルと体全体を震わせる。

こうしてひとりになって健一の帰りを待っていると、妙なことばかり考えてしまってダメだ。