猫に生まれ変わったら憧れの上司に飼われることになりました

☆☆☆

健一につられるようにして目を閉じた尚美はいつの間にか眠ってしまっていた。

うつらうつらしていた時にふと目を覚ましたのは暖かさが消えたからだった。

見上げてみると健一がソファから立ち上がって浴室へと向かっている。

お風呂に入るのかもしれない。

日はまだ高いけれど湯船にゆっくり使って疲れを癒やして、それからまた仕事へ向かうとか。

尚美も時々そうして早い時間からお風呂に入ることがあるので気持ちはよくわかる。

健一がお風呂から出てくるまでもう少し眠っていよう。
そう思って目を閉じたのだけれど、健一はすぐに戻ってきた。


お風呂に入ったんじゃなかったみたいだ。

「ミャア」