俺はすぐに、『青薔薇委員会』の委員長権限を利用し。
帝都の観光ホテルに、片っ端から電話を掛けまくった。
無理を言って、ルレイア殿お望みの一流ホテルのスイートルームを、何とか確保した。
あの人の機嫌を損ねようものなら、どんな目に遭うか分からない。
箱庭帝国の命運の為にも、絶対にヘマすることは出来なかった。
「こ、こちらが用意したお部屋になります…」
「まぁ。とっても素敵なお部屋ですわ」
俺が苦労して確保した、ホテルの部屋に案内すると。
マリーフィア殿は両手を胸の前で合わせ、喜々として見渡していた。
喜んでもらえて何よりだ。
この女性は、部屋を確保する為に俺がどれほど奔走したかを知らない。
…片や。
「ふむ。なかなか良い部屋ですね」
「…」
俺の苦労を知っているに違いないのに、けろっとしているルレイア殿は、相変わらず人が悪い。
…まぁ、実にこの人らしいと言えるが。
いや、文句は言うまい。この方が箱庭帝国を救う為に、どれほど骨を折ってくれたかと考えたら。
このくらいじゃ、とても恩を返し切れないのだから。
「それでは、ごゆっくり…。えぇと、俺はこれで…」
邪魔者はさっさと退散。しようとしたのだが。
「あぁ、ちょっと待ってください」
ルレイア殿が、笑顔でこちらを向いた。
「な、何か?」
「明日の観光の打ち合わせをしたいので、後でロビーに来てもらえますか?」
この時のルレイア殿の、「分かってるよな?」の顔。
…この方に逆らえる人がいるなら、是非とも紹介して欲しい。
きっと前世は勇者だ。
「…はい、分かりました。行きます…」
そう答えるしかないじゃないか。箱庭帝国の存続の為に。
ついでに、そこでルレイア殿から詳しい事情を…多分、聞かせてもらえるだろう。
帝都の観光ホテルに、片っ端から電話を掛けまくった。
無理を言って、ルレイア殿お望みの一流ホテルのスイートルームを、何とか確保した。
あの人の機嫌を損ねようものなら、どんな目に遭うか分からない。
箱庭帝国の命運の為にも、絶対にヘマすることは出来なかった。
「こ、こちらが用意したお部屋になります…」
「まぁ。とっても素敵なお部屋ですわ」
俺が苦労して確保した、ホテルの部屋に案内すると。
マリーフィア殿は両手を胸の前で合わせ、喜々として見渡していた。
喜んでもらえて何よりだ。
この女性は、部屋を確保する為に俺がどれほど奔走したかを知らない。
…片や。
「ふむ。なかなか良い部屋ですね」
「…」
俺の苦労を知っているに違いないのに、けろっとしているルレイア殿は、相変わらず人が悪い。
…まぁ、実にこの人らしいと言えるが。
いや、文句は言うまい。この方が箱庭帝国を救う為に、どれほど骨を折ってくれたかと考えたら。
このくらいじゃ、とても恩を返し切れないのだから。
「それでは、ごゆっくり…。えぇと、俺はこれで…」
邪魔者はさっさと退散。しようとしたのだが。
「あぁ、ちょっと待ってください」
ルレイア殿が、笑顔でこちらを向いた。
「な、何か?」
「明日の観光の打ち合わせをしたいので、後でロビーに来てもらえますか?」
この時のルレイア殿の、「分かってるよな?」の顔。
…この方に逆らえる人がいるなら、是非とも紹介して欲しい。
きっと前世は勇者だ。
「…はい、分かりました。行きます…」
そう答えるしかないじゃないか。箱庭帝国の存続の為に。
ついでに、そこでルレイア殿から詳しい事情を…多分、聞かせてもらえるだろう。


