「マジかよ。ルレ公が白い服着てる…!」
「いつも黒い服を着たルレイア師匠を見慣れてるから、白いタキシード姿に違和感しかありませんね」
…同意。
白だろうが黒だろうが、何を着ても似合うのはさすがだと思うが。
珍しく白い服を着たルレイアに、違和感しか感じない。
アリューシャじゃないけど、あれ本当にルレイアか?って思う。
でも、顔をよくよく見てみたら、ちゃんとルレイアだ。
ルレイアが、業務用の作り笑いを浮かべて、マリーフィアの手を取っている。
…何だろう。非常にモヤモヤすると言うか。
…いっそ、アリューシャにマリーフィアを狙撃してもらうよう頼みたかった。
すると、俺の心の中の葛藤を察したかのように。
「…分かるわよ、ルルシー。辛いわよね。ルレイアが他の女の人と結婚するなんて…。でも大丈夫よ。あれは演技だから。ルレイアの心は、いつだってルルシーの隣にいるわ」
「あ、ありがとう…?」
シュノが、俺を励ましてくれた。
…別に良いよ、俺は。ルレイアが誰と結婚しようが…。
ただ、ちょっと、その…自分以外の人間がルレイアの隣にいるのを見ると、モヤモヤするだけだ。
「で、あの隣にいるのがルレ公の嫁さん?」
「そうだ。マリーフィア・ユール・カミーリアという名の貴族だ」
「ほーん。いかにも小娘って感じだな…」
と、スコープを覗きながらアリューシャが呟いた。
そうだ。ルレイアばかり見てないで、そのマリーフィアという女を確認しなくては。
俺は再び双眼鏡を両目に当てて、ルレイアの隣にいる女を凝視した。
マリーフィアは真っ白なウェディングドレスに身を包み、白いヴェールを被っている。
ヴェールのせいで、顔がよく見えないが…。
双眼鏡越しでも、相当な美人だということは分かる。
ふーん…。あれがマリーフィア…。
あの女が、ルレイアの花嫁…。
…釣り合わないにも程があるな。
あんな、いかにも無邪気で無垢そうで、生まれた時から蝶よ花よと育てられた小娘じゃ。
ルレイアの抱える闇に、寄り添うことは出来ないぞ。
「…ルルシー先輩。親の仇を見るような目になってるぞ」
「はっ」
ルリシヤに指摘されて、俺は慌てて双眼鏡を顔から離した。
「べ、別に…」
「マリーフィアが憎いのは分かるが、あれはあくまで仮初めの結婚だ。ルレイア先輩が戻ってきたら、ルルシー先輩と本当の結婚式をしよう。な?」
「誰がするか」
それで俺を宥められると思ったら、大きな間違いだぞ。
…すると。
「あ、アイ公だ。アイ公みーっけ!」
スコープを覗いていたアリューシャが、突然はしゃいだ声を上げた。
…は?アイズ?
「いつも黒い服を着たルレイア師匠を見慣れてるから、白いタキシード姿に違和感しかありませんね」
…同意。
白だろうが黒だろうが、何を着ても似合うのはさすがだと思うが。
珍しく白い服を着たルレイアに、違和感しか感じない。
アリューシャじゃないけど、あれ本当にルレイアか?って思う。
でも、顔をよくよく見てみたら、ちゃんとルレイアだ。
ルレイアが、業務用の作り笑いを浮かべて、マリーフィアの手を取っている。
…何だろう。非常にモヤモヤすると言うか。
…いっそ、アリューシャにマリーフィアを狙撃してもらうよう頼みたかった。
すると、俺の心の中の葛藤を察したかのように。
「…分かるわよ、ルルシー。辛いわよね。ルレイアが他の女の人と結婚するなんて…。でも大丈夫よ。あれは演技だから。ルレイアの心は、いつだってルルシーの隣にいるわ」
「あ、ありがとう…?」
シュノが、俺を励ましてくれた。
…別に良いよ、俺は。ルレイアが誰と結婚しようが…。
ただ、ちょっと、その…自分以外の人間がルレイアの隣にいるのを見ると、モヤモヤするだけだ。
「で、あの隣にいるのがルレ公の嫁さん?」
「そうだ。マリーフィア・ユール・カミーリアという名の貴族だ」
「ほーん。いかにも小娘って感じだな…」
と、スコープを覗きながらアリューシャが呟いた。
そうだ。ルレイアばかり見てないで、そのマリーフィアという女を確認しなくては。
俺は再び双眼鏡を両目に当てて、ルレイアの隣にいる女を凝視した。
マリーフィアは真っ白なウェディングドレスに身を包み、白いヴェールを被っている。
ヴェールのせいで、顔がよく見えないが…。
双眼鏡越しでも、相当な美人だということは分かる。
ふーん…。あれがマリーフィア…。
あの女が、ルレイアの花嫁…。
…釣り合わないにも程があるな。
あんな、いかにも無邪気で無垢そうで、生まれた時から蝶よ花よと育てられた小娘じゃ。
ルレイアの抱える闇に、寄り添うことは出来ないぞ。
「…ルルシー先輩。親の仇を見るような目になってるぞ」
「はっ」
ルリシヤに指摘されて、俺は慌てて双眼鏡を顔から離した。
「べ、別に…」
「マリーフィアが憎いのは分かるが、あれはあくまで仮初めの結婚だ。ルレイア先輩が戻ってきたら、ルルシー先輩と本当の結婚式をしよう。な?」
「誰がするか」
それで俺を宥められると思ったら、大きな間違いだぞ。
…すると。
「あ、アイ公だ。アイ公みーっけ!」
スコープを覗いていたアリューシャが、突然はしゃいだ声を上げた。
…は?アイズ?


