…ふーん。あっそ。
まぁどうでも良いけどさ、俺は。そんなことは。
「そうだ、アドルファス。お前も一緒に会員登録しないか?今お友達と一緒に登録したら、二人共10%オフになるお得なクーポンが、」
「要らねぇよ、馬鹿」
むっとするようなオリエンタルな香水だと思ったら、ルレイアが作ってるのかよ。
そりゃ納得だわ。
この匂いを嗅ぐだけで、近くにルレイアがいるんじゃないかと錯覚してしまいそうになる。
恐ろしい匂いである。
「…そんなことより、オルタンス」
「これなんかとても良い香りだぞ。ルレイアらしく、甘さと妖艶さを兼ね備えた明けない夜の香り、」
「話を聞け。お前がご執心の、そのルレイアについてだ」
「…?」
きょとんと首を傾げるな、大の大人が。
「あいつ、『青薔薇連合会』をやめてウィスタリア家に戻ったらしい。聞いたか?」
「…。…?」
今度は、反対側にこてん、と首を傾げた。
それやめろ。気持ち悪い。
「それから、カミーリア家の次女と結婚するんだってさ。マリーフィアとか言ったか…」
「…」
「…何で無言なんだ?」
驚いたか。驚いて言葉も出ないか?
ルレイアにご執心のオルタンスのこと。このニュースを聞いたら、飛び上がって驚くと思ったが…。
「…ふむ」
オルタンスは、座ってるキャスター付きの椅子をくるりと一回転した。
…。…今、何で回った?
「そんなことを言って俺を驚かせようとは、人が悪いなアドルファス…。しかし、俺はそう簡単には騙されない。ルレイアがルルシー・エンタルーシア以外と結婚するはずはな、」
「冗談で言ってるんじゃねぇよ。本当のことだ」
こんな嘘ついて何になるんだよ。
「…本当に?」
「…本当だ」
「…そうか…」
…納得したか?
これには、オルタンスもさぞや驚くだろう。
俺だって、このニュースを聞いた時は腰を抜かしたのだ。
一体何がどうなって、そんなことになったのかと。
リアルロミオとジュリエット的な展開。
しかし、俺の予想に反して、オルタンスは意外なほどに冷静だった。
「そうか…。きっと、やむにやまれぬ事情があったんだろうな…」
…もっと驚くかと思ったのに、冷静にそう呟いていた。
いや、むしろ逆か?
驚き過ぎて、「静」の方のスイッチが入ってしまったのか?
腰を抜かしていた自分が、何だか間抜けのように思えてくるからやめてくれ。
まぁどうでも良いけどさ、俺は。そんなことは。
「そうだ、アドルファス。お前も一緒に会員登録しないか?今お友達と一緒に登録したら、二人共10%オフになるお得なクーポンが、」
「要らねぇよ、馬鹿」
むっとするようなオリエンタルな香水だと思ったら、ルレイアが作ってるのかよ。
そりゃ納得だわ。
この匂いを嗅ぐだけで、近くにルレイアがいるんじゃないかと錯覚してしまいそうになる。
恐ろしい匂いである。
「…そんなことより、オルタンス」
「これなんかとても良い香りだぞ。ルレイアらしく、甘さと妖艶さを兼ね備えた明けない夜の香り、」
「話を聞け。お前がご執心の、そのルレイアについてだ」
「…?」
きょとんと首を傾げるな、大の大人が。
「あいつ、『青薔薇連合会』をやめてウィスタリア家に戻ったらしい。聞いたか?」
「…。…?」
今度は、反対側にこてん、と首を傾げた。
それやめろ。気持ち悪い。
「それから、カミーリア家の次女と結婚するんだってさ。マリーフィアとか言ったか…」
「…」
「…何で無言なんだ?」
驚いたか。驚いて言葉も出ないか?
ルレイアにご執心のオルタンスのこと。このニュースを聞いたら、飛び上がって驚くと思ったが…。
「…ふむ」
オルタンスは、座ってるキャスター付きの椅子をくるりと一回転した。
…。…今、何で回った?
「そんなことを言って俺を驚かせようとは、人が悪いなアドルファス…。しかし、俺はそう簡単には騙されない。ルレイアがルルシー・エンタルーシア以外と結婚するはずはな、」
「冗談で言ってるんじゃねぇよ。本当のことだ」
こんな嘘ついて何になるんだよ。
「…本当に?」
「…本当だ」
「…そうか…」
…納得したか?
これには、オルタンスもさぞや驚くだろう。
俺だって、このニュースを聞いた時は腰を抜かしたのだ。
一体何がどうなって、そんなことになったのかと。
リアルロミオとジュリエット的な展開。
しかし、俺の予想に反して、オルタンスは意外なほどに冷静だった。
「そうか…。きっと、やむにやまれぬ事情があったんだろうな…」
…もっと驚くかと思ったのに、冷静にそう呟いていた。
いや、むしろ逆か?
驚き過ぎて、「静」の方のスイッチが入ってしまったのか?
腰を抜かしていた自分が、何だか間抜けのように思えてくるからやめてくれ。


