何だか勘違いしているようですね。
俺が自分の意志で、この家を出ていったとでも?
早くもボケて、過去に何があったのか忘れてるんですかね。
それとも、自分が悪者になりたくない為に、自分に都合の良いように記憶を改ざんしましたか。
いずれにしても、身勝手極まりない。
何があろうとも、ここは俺の生まれた家。そう言いましたね。
だったら、俺も言わせてもらおう。
「あなたは俺を救わなかった。俺が本当に助けを求めている時に。あなたは俺を信じなかった。俺が謂れのない冤罪を着せられた時に」
「…分かってる。だから私は…ずっと、そのことを謝りたいと…」
謝りたい、だと?
謝ることで自分が楽になりたい。の間違いだろう?
「謝罪は聞きません。例えウィスタリア家の全財産を積まれて土下座されても、許す気はありませんから」
謝って楽になろうなど、俺に許された気になろうなど、おこがましいにも程がある。
ルシェは傷ついたような表情で、ぎゅっと拳を握り締めていた。
自分勝手な女だ。
俺があなたにつけられた傷は、そんなものじゃなかった。
「何があっても、俺はあなたを許さない。俺を傷つけた全ての人間を許さない。…一生、罪悪感に駆られながら生きていくが良い」
悪いことをしても、謝れば許されると思ったら、それは大きな間違いだ。
絶対に許されないことがある。謝っても、何をしても許されないことが。
この女が俺にしたのは、正しくそれだ。
俺とルシェの間にあった絆を、全て断ち切るような真似をした。
俺が伸ばした手を、ルシェが振り払ったように。
ルシェがいくら手を伸ばそうとも、俺がその手を掴むことはない。
永遠に。
…それでも。
「分かってる。私は…お前に許されないことをしてしまった。あぁ、分かっているとも…」
何が分かってるって言うんだ。おこがましい。
「だけど…それでも私は、お前に償いたいと思ってるんだ。お前がそれを望まないことは分かっていても…。お前の為に出来ることがあるならしてやりたいと、そう思ってるんだ」
「…」
「せめて…そう思うことだけは許してくれ」
…何を勝手なことを。
それは俺の為ではなく、自分の為だろう。
俺に許された気になって、自分が楽になる為に。
つくづく忌々しい女だ。こんなのと血が繋がってると思うと吐き気がする。
…あぁ、もう良い。
「クズと話してたら、こっちまでクズ菌が伝染る(うつる)。話は終わりです。さっさと出て行って下さい」
俺は、ハエを払うように、しっしっと手を払ってルシェを追い出した。
大体、こんなことをしている場合じゃないんだ、俺は。
「ルシファー…いや、ルレイア。私に出来ることがあるなら、何でも…」
うるせぇ。
「だったら、さっさと出て行って下さい。目障りです」
「…」
俺がそう言うと、ルシェは一瞬悲しそうな顔になったが。
「…分かった。必要があれば呼んでくれ」
そう言って、部屋を出ていった。
金輪際、永久に呼んでやるか。二度と俺の前に現れるな。
俺が自分の意志で、この家を出ていったとでも?
早くもボケて、過去に何があったのか忘れてるんですかね。
それとも、自分が悪者になりたくない為に、自分に都合の良いように記憶を改ざんしましたか。
いずれにしても、身勝手極まりない。
何があろうとも、ここは俺の生まれた家。そう言いましたね。
だったら、俺も言わせてもらおう。
「あなたは俺を救わなかった。俺が本当に助けを求めている時に。あなたは俺を信じなかった。俺が謂れのない冤罪を着せられた時に」
「…分かってる。だから私は…ずっと、そのことを謝りたいと…」
謝りたい、だと?
謝ることで自分が楽になりたい。の間違いだろう?
「謝罪は聞きません。例えウィスタリア家の全財産を積まれて土下座されても、許す気はありませんから」
謝って楽になろうなど、俺に許された気になろうなど、おこがましいにも程がある。
ルシェは傷ついたような表情で、ぎゅっと拳を握り締めていた。
自分勝手な女だ。
俺があなたにつけられた傷は、そんなものじゃなかった。
「何があっても、俺はあなたを許さない。俺を傷つけた全ての人間を許さない。…一生、罪悪感に駆られながら生きていくが良い」
悪いことをしても、謝れば許されると思ったら、それは大きな間違いだ。
絶対に許されないことがある。謝っても、何をしても許されないことが。
この女が俺にしたのは、正しくそれだ。
俺とルシェの間にあった絆を、全て断ち切るような真似をした。
俺が伸ばした手を、ルシェが振り払ったように。
ルシェがいくら手を伸ばそうとも、俺がその手を掴むことはない。
永遠に。
…それでも。
「分かってる。私は…お前に許されないことをしてしまった。あぁ、分かっているとも…」
何が分かってるって言うんだ。おこがましい。
「だけど…それでも私は、お前に償いたいと思ってるんだ。お前がそれを望まないことは分かっていても…。お前の為に出来ることがあるならしてやりたいと、そう思ってるんだ」
「…」
「せめて…そう思うことだけは許してくれ」
…何を勝手なことを。
それは俺の為ではなく、自分の為だろう。
俺に許された気になって、自分が楽になる為に。
つくづく忌々しい女だ。こんなのと血が繋がってると思うと吐き気がする。
…あぁ、もう良い。
「クズと話してたら、こっちまでクズ菌が伝染る(うつる)。話は終わりです。さっさと出て行って下さい」
俺は、ハエを払うように、しっしっと手を払ってルシェを追い出した。
大体、こんなことをしている場合じゃないんだ、俺は。
「ルシファー…いや、ルレイア。私に出来ることがあるなら、何でも…」
うるせぇ。
「だったら、さっさと出て行って下さい。目障りです」
「…」
俺がそう言うと、ルシェは一瞬悲しそうな顔になったが。
「…分かった。必要があれば呼んでくれ」
そう言って、部屋を出ていった。
金輪際、永久に呼んでやるか。二度と俺の前に現れるな。


