前回までのあらすじⅦ

ルティス帝国で勢力を増す『青薔薇連合会』に止める為、アシスファルト帝国に留学中だった帝国自警団団長、ブロテ・ルリシアスがルティス帝国に戻ってきた。

彼女は『青薔薇連合会』の中核を担うの幹部、ルレイア・ティシェリーに狙いを定め、あの手この手でルレイアを止めようと画策する。

しかし、ルレイアの素性を調べている途中で、彼の悲しい過去を知ったブロテは、ルレイアが決して悪人ではないと確信。

一度は、そのまま『青薔薇連合会』から手を引こうとしたが。

ブロテの勘違いと、帝国自警団と『青薔薇連合会』の裏で手を引く何者かの策略により、ブロテは正義を行うことを決意する。

果ては、裏社会から流れてきた新型兵器…恐るべきレーザー兵器に手を出し、『青薔薇連合会』の勢力を押し返そうとする。

しかしこの作戦は失敗し、ルレイア本人の口から真相を知らされたことで、ブロテの誤解が解ける。

今後は事態を静観することに決め、帝国自警団は手を引くのだった。

更に時が過ぎ、ある日、『青薔薇連合会』首領アシュトーリア・ヴァルレンシー暗殺未遂事件が起きる。

その犯人は、サナリ派という『青薔薇連合会』の古くからある一派だった。

彼らの名は、『ブルーローズ・ユニオン』。

かつて『青薔薇連合会』の偉大な首領だったサナリ・リバニーの血脈を重んじる、セルテリシア・リバニーを擁する大きな組織である。

アシュトーリア・ヴァルレンシー暗殺未遂の動揺に揺らぐ中、ルレイア達幹部組は、己の威信と名誉を守る為に、『ブルーローズ・ユニオン』と敵対する。

セルテリシアを油断させ、『ブルーローズ・ユニオン』を瓦解させる為に、ルレイア、ルルシー、ルーチェスの三人が『ブルーローズ・ユニオン』に潜入。

紆余曲折ありながらも、セルテリシアに取り入り、彼女の本音と覚悟を、本人の口から確認する。

その結果、セルテリシアはアイズレンシアを次期首領として認め、ルレイア達は晴れて、無事、自分達の居場所に戻るのだった…。







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