…俺は馬鹿だから、こういう社会問題について、どう対応したら良いのかさっぱり分からない。
でも、俺より遥かに学があって、賢いルレイアなら。
もっと、違う意見があるかもしれない。
「ルレイア…お前はどう思う?」
「はい?」
「ばっちり解決するんだろ?」
その言葉が嘘でないなら、少しでも何か良い方法を、
「そうですね…。仕方ない。それなら、俺が全てを解決する素晴らしい方法を教えてあげましょう」
ほう。やっぱりルレイアには秘策があるのか。
さすがだ。
「女性しか働けない会社をたくさん作れば良いんですよ」
…は?
「女性しか働けない会社…?それは…あれか?社長が女性で、そこに働いてる社員も女性しか採用しない、って…」
「違いますよ。風俗店を山ほど作れば良いんです」
ドヤァ。
「…」
「ふっ…ふ、ふ、風俗店っ…!?」
ルアリス、目が真ん丸。
ルレイアが突然とんでもないことを言うからだ。
「風俗なら、嫌でも女しか働けませんからね。風俗店を山ほど作れば、男は満足するし、女性の働き口はたくさん確保されますし、ウィンウィンですよ」
…何がウィンウィンなんだ?
大解決!みたいな顔をして、何をとんでもないことを。
「大切なのは、きっちり線引きをすることですよ。ガッツリえっちをする店か、やんわりえっちをする店か、やんわりとガッツリえっちをする店か、みたいな感じで」
お前も全然線引き出来てないじゃん。
「や、やんわり…。ガッツリ…?」
ルアリス、大困惑。
無理もない。そのやんわりとかガッツリとかは、ルレイア専用用語なんだ。
実は俺もよく意味を分かってないし、聞きたいとも思わない。
詳しく聞いたら、凄く後悔しそうな気がするだろう?
「まったく、隠し子の一人もいない童貞坊やには、その程度も分かりませんか?ガッツリえっちというのはですね、ベッドで裸になっ、」
「ルレイア!こらっ!それ以上言うな!」
ルアリスを冥府魔道に誘うんじゃない。
ルアリスは、このまま正妻と二人の可愛い娘に囲まれた、純粋なままのルアリスでいてくれ。
「と言うか、さっきから何ふざけたこと言ってんだ。この馬鹿!」
「あ痛っ!」
俺は、ルレイアの後頭部をひっぱたいた。
ぶん殴ると必ず避けるが、ひっぱたくくらいなら避けないらしい。
「偉そうに解決策がある、とか言っときながら…。ふっ、ふっ…風俗だなんて…!」
「何ですか、その言い方。風俗で働く女を軽蔑してるんですか?」
「い、いや、そんなつもりは…」
職業に貴賎はないと思うよ。勿論。
大体、マフィアの幹部に、人様の職業についてとやかく言う資格はない。
当たり前だけど。
「で、でもな…。そんな…いかがわしい店に…」
「いかがわしかろうが何だろうが、そこに需要がある限り、男共に性欲がある限り、風俗店は繁盛し続けますよ」
ルティス帝国で数々の風俗店を経営しているルレイアだからこそ、言える台詞である。
お陰で説得力が生まれてしまい、何だか反論が出来ない。
でも、俺より遥かに学があって、賢いルレイアなら。
もっと、違う意見があるかもしれない。
「ルレイア…お前はどう思う?」
「はい?」
「ばっちり解決するんだろ?」
その言葉が嘘でないなら、少しでも何か良い方法を、
「そうですね…。仕方ない。それなら、俺が全てを解決する素晴らしい方法を教えてあげましょう」
ほう。やっぱりルレイアには秘策があるのか。
さすがだ。
「女性しか働けない会社をたくさん作れば良いんですよ」
…は?
「女性しか働けない会社…?それは…あれか?社長が女性で、そこに働いてる社員も女性しか採用しない、って…」
「違いますよ。風俗店を山ほど作れば良いんです」
ドヤァ。
「…」
「ふっ…ふ、ふ、風俗店っ…!?」
ルアリス、目が真ん丸。
ルレイアが突然とんでもないことを言うからだ。
「風俗なら、嫌でも女しか働けませんからね。風俗店を山ほど作れば、男は満足するし、女性の働き口はたくさん確保されますし、ウィンウィンですよ」
…何がウィンウィンなんだ?
大解決!みたいな顔をして、何をとんでもないことを。
「大切なのは、きっちり線引きをすることですよ。ガッツリえっちをする店か、やんわりえっちをする店か、やんわりとガッツリえっちをする店か、みたいな感じで」
お前も全然線引き出来てないじゃん。
「や、やんわり…。ガッツリ…?」
ルアリス、大困惑。
無理もない。そのやんわりとかガッツリとかは、ルレイア専用用語なんだ。
実は俺もよく意味を分かってないし、聞きたいとも思わない。
詳しく聞いたら、凄く後悔しそうな気がするだろう?
「まったく、隠し子の一人もいない童貞坊やには、その程度も分かりませんか?ガッツリえっちというのはですね、ベッドで裸になっ、」
「ルレイア!こらっ!それ以上言うな!」
ルアリスを冥府魔道に誘うんじゃない。
ルアリスは、このまま正妻と二人の可愛い娘に囲まれた、純粋なままのルアリスでいてくれ。
「と言うか、さっきから何ふざけたこと言ってんだ。この馬鹿!」
「あ痛っ!」
俺は、ルレイアの後頭部をひっぱたいた。
ぶん殴ると必ず避けるが、ひっぱたくくらいなら避けないらしい。
「偉そうに解決策がある、とか言っときながら…。ふっ、ふっ…風俗だなんて…!」
「何ですか、その言い方。風俗で働く女を軽蔑してるんですか?」
「い、いや、そんなつもりは…」
職業に貴賎はないと思うよ。勿論。
大体、マフィアの幹部に、人様の職業についてとやかく言う資格はない。
当たり前だけど。
「で、でもな…。そんな…いかがわしい店に…」
「いかがわしかろうが何だろうが、そこに需要がある限り、男共に性欲がある限り、風俗店は繁盛し続けますよ」
ルティス帝国で数々の風俗店を経営しているルレイアだからこそ、言える台詞である。
お陰で説得力が生まれてしまい、何だか反論が出来ない。


