「このお店ってね、メニューが全部真っ黒なんだって!凄いよね」
えぇ、凄いですね。
…「素材」が良いんでしょうね。シェルドニア王国から取り寄せた「素材」が。
先日も、シェルドニア王国に亡命していたルレイア師匠が。
シェルドニアの中央卸売市場で仕入れた、美味しそうな「素材」を送ってくれました。
「はいっ、これ。今月の限定メニューの、真っ黒饅頭だって。ルーチェス君にお土産だよ」
紙袋の中には、黒いパックに入った真っ黒のお饅頭が。
ほう。これ見たことありますよ。
ルレイア師匠に代わって、僕が指導した今月の限定メニューです。
ルレイア師匠が送ってくれた、新鮮なシェルドニア王国の素材を使って作った逸品です。
実はこれ、僕が監修して作ったんですよー。
なんて言ったら、セカイさんが腰を抜かしそうなので、黙っておくとしましょう。
「はいっ、ルーチェス君。どーぞどーぞ。お饅頭どうぞ」
「いえ、でも僕、今仕事中で…」
「もー、良いじゃん。休憩だよ、休憩。はいあーん」
「もぶっ」
セカイさんに、強引にお饅頭を口に押し込まれた。
もぐもぐ。
うーん。やっぱり美味しい。
「どう?美味しい?」
「えぇ、美味しいですよ」
先月、試作品を試食させてもらいましたから。それ以来ですね。
「そっかー!もぐもぐ…。ほんとだ、おいしー!」
「セカイさん、焼き肉を食べて、更にお饅頭も食べるんですね」
「ぎくっ!…もー!そういうことは言わなくていーの!甘いものは別腹なの」
そうですか。
良いですねよ。僕はむっちむちのセカイお姉ちゃんが好きなので、思う存分食べてください。
「それにしても、真っ黒なのに美味しいねー。これ、何で味をつけてるのかな?」
「…それは」
「ほら見て。中のあんこまで真っ黒だよ。おもしろーい」
セカイさん、楽しそうに言ってますけど。
実はそのあんこ、小豆じゃないんですよ。
ルレイア師匠がシェルドニア王国から送ってくれた、ミミズペーストです。
…しかし、これは言わない方が良いですね。
もし言ってしまったら、セカイさんが今食べたお饅頭も、その前に食べた焼き肉やビビンバも、全部口から出てしまう恐れがある。
知らない方が幸せってことで。
…そのまま二人で、美味しくてペロッと真っ黒饅頭を食べてから。
「ルーチェス君、まだお仕事してるの?」
「えぇ。もうそろそろ終わるんですけどね」
「そっかー。私に出来ることがあったら、何でもするよ?」
それはありがとうございます。大変嬉しいですね。
「じゃあ、そこで応援しててください」
「よし来た、任せて!ふれーっ、ふれーっ、ルーチェス君!ふれっふれっルーチェス君!ふれっふれっルーチェス君!わぁーっ!」
ご馳走様でした。
いつもアリューシャさんに癒やされてるアイズ総長も、きっとこんな気持ちなんだろうなぁ。
えぇ、凄いですね。
…「素材」が良いんでしょうね。シェルドニア王国から取り寄せた「素材」が。
先日も、シェルドニア王国に亡命していたルレイア師匠が。
シェルドニアの中央卸売市場で仕入れた、美味しそうな「素材」を送ってくれました。
「はいっ、これ。今月の限定メニューの、真っ黒饅頭だって。ルーチェス君にお土産だよ」
紙袋の中には、黒いパックに入った真っ黒のお饅頭が。
ほう。これ見たことありますよ。
ルレイア師匠に代わって、僕が指導した今月の限定メニューです。
ルレイア師匠が送ってくれた、新鮮なシェルドニア王国の素材を使って作った逸品です。
実はこれ、僕が監修して作ったんですよー。
なんて言ったら、セカイさんが腰を抜かしそうなので、黙っておくとしましょう。
「はいっ、ルーチェス君。どーぞどーぞ。お饅頭どうぞ」
「いえ、でも僕、今仕事中で…」
「もー、良いじゃん。休憩だよ、休憩。はいあーん」
「もぶっ」
セカイさんに、強引にお饅頭を口に押し込まれた。
もぐもぐ。
うーん。やっぱり美味しい。
「どう?美味しい?」
「えぇ、美味しいですよ」
先月、試作品を試食させてもらいましたから。それ以来ですね。
「そっかー!もぐもぐ…。ほんとだ、おいしー!」
「セカイさん、焼き肉を食べて、更にお饅頭も食べるんですね」
「ぎくっ!…もー!そういうことは言わなくていーの!甘いものは別腹なの」
そうですか。
良いですねよ。僕はむっちむちのセカイお姉ちゃんが好きなので、思う存分食べてください。
「それにしても、真っ黒なのに美味しいねー。これ、何で味をつけてるのかな?」
「…それは」
「ほら見て。中のあんこまで真っ黒だよ。おもしろーい」
セカイさん、楽しそうに言ってますけど。
実はそのあんこ、小豆じゃないんですよ。
ルレイア師匠がシェルドニア王国から送ってくれた、ミミズペーストです。
…しかし、これは言わない方が良いですね。
もし言ってしまったら、セカイさんが今食べたお饅頭も、その前に食べた焼き肉やビビンバも、全部口から出てしまう恐れがある。
知らない方が幸せってことで。
…そのまま二人で、美味しくてペロッと真っ黒饅頭を食べてから。
「ルーチェス君、まだお仕事してるの?」
「えぇ。もうそろそろ終わるんですけどね」
「そっかー。私に出来ることがあったら、何でもするよ?」
それはありがとうございます。大変嬉しいですね。
「じゃあ、そこで応援しててください」
「よし来た、任せて!ふれーっ、ふれーっ、ルーチェス君!ふれっふれっルーチェス君!ふれっふれっルーチェス君!わぁーっ!」
ご馳走様でした。
いつもアリューシャさんに癒やされてるアイズ総長も、きっとこんな気持ちなんだろうなぁ。


