その後、俺とルレイアは、新しく出来たばかりの校舎の中に入らせてもらった。
「凄いな…。綺麗だし、広い…」
大学なんてろくに見たことのない俺は、その建物の広さにびっくりしていたが。
「ルティス帝国の地方の私立大学でも、こんなものですよ」
ルレイアは、相変わらず辛口の意見。
そ、そうなのか…。こんな綺麗な建物で勉強出来たら、学生達は幸せだろうに…。
「まず、医学部の学部棟に案内しますね。こちらに来てください」
と、ルアリスが案内した。
医学部だって。凄く頭良さそう。
埃一つ落ちていない、清潔な廊下を進み、真新しいエレベーターに乗って移動。
校舎にエレベーターがあるっていうだけでも、田舎者の俺にとってはカルチャーショック。
大学では普通なのかな…。皆、階段で移動するものだと思ってた…。
でも、この建物、どう見ても5階建て以上の広さがあるし。
いちいち階段で移動してたら、とんでもない時間がかかるよな。
それで、エレベーターが設置されているのか…と、感心しながら進むと。
「ここが、医学部の第一実習室です」
と、ルアリスは広い教室に案内してくれた。
第一実習室…ってことは、第二実習室とか、第三実習室もあるんだろうか。
そのだだっ広い教室は、さながら、ここだけ病院の病室みたいだった。
本当に病院に置いてあるようなベッドが、等間隔にいくつも並べてあって。
そこに、俺ではとても使い方の分からない医療機器が、たくさん置いてある。
どれもこれも清潔で、シミ一つない。素晴らしい衛生環境。
すげー…。初めて見た。本格的だな…。
…いや、実際にここで医師の卵を育てるのだから、本格的なのは当たり前なんだけど。
「入ってみても?」
「あ、はい。どうぞ。好きに見てもらって構いません」
だ、そうだ。
じゃあ、あの…お邪魔します。
ごめんな、学生より先に入っちゃって。
学生でも何でもないし、そもそも箱庭帝国の人間ですらないのに。
「へぇ…。凄い…」
さっきから俺、凄いしか言ってない。
完全にお上りさん。恥ずかしい。
しかし、ルレイアは特に物珍しそうにする様子もなく。
「ふーん…。成程…」
俺には使い方も分からない医療機器を、ルレイアは手に取って、じーっと眺めていた。
そして、一言。
「大したことないですね」
えっ…。
「設備は最低限、といったところですか。ルティス帝国の底辺医学部でさえ、この程度の設備は整ってますよ」
そ、そうなのか。俺は見たことないから分からないけど…。
医学部なんて、何処も同じじゃないのか。
建物が新しいから、設備も最先端だとばかり…。
そういう訳じゃないんだな。
「これ…最先端の設備じゃないのか?」
「ルティス帝国の医学部大学なら、五、六年前の設備ですね」
良いじゃん。五、六年前なら許してやってくれよ。
充分良い設備じゃん。と思うのは、俺の知識がにわかだからだろうか。
「新設の大学、それも国立大学なら、常に最先端の医療設備を整えておくのが当たり前ですよ」
「は、はい…。仰る通りです。これでも、かなり頑張ったんですが…」
箱庭帝国で揃えられる設備には、限度があるということか。
こればかりは…どうしようもないよな。
「凄いな…。綺麗だし、広い…」
大学なんてろくに見たことのない俺は、その建物の広さにびっくりしていたが。
「ルティス帝国の地方の私立大学でも、こんなものですよ」
ルレイアは、相変わらず辛口の意見。
そ、そうなのか…。こんな綺麗な建物で勉強出来たら、学生達は幸せだろうに…。
「まず、医学部の学部棟に案内しますね。こちらに来てください」
と、ルアリスが案内した。
医学部だって。凄く頭良さそう。
埃一つ落ちていない、清潔な廊下を進み、真新しいエレベーターに乗って移動。
校舎にエレベーターがあるっていうだけでも、田舎者の俺にとってはカルチャーショック。
大学では普通なのかな…。皆、階段で移動するものだと思ってた…。
でも、この建物、どう見ても5階建て以上の広さがあるし。
いちいち階段で移動してたら、とんでもない時間がかかるよな。
それで、エレベーターが設置されているのか…と、感心しながら進むと。
「ここが、医学部の第一実習室です」
と、ルアリスは広い教室に案内してくれた。
第一実習室…ってことは、第二実習室とか、第三実習室もあるんだろうか。
そのだだっ広い教室は、さながら、ここだけ病院の病室みたいだった。
本当に病院に置いてあるようなベッドが、等間隔にいくつも並べてあって。
そこに、俺ではとても使い方の分からない医療機器が、たくさん置いてある。
どれもこれも清潔で、シミ一つない。素晴らしい衛生環境。
すげー…。初めて見た。本格的だな…。
…いや、実際にここで医師の卵を育てるのだから、本格的なのは当たり前なんだけど。
「入ってみても?」
「あ、はい。どうぞ。好きに見てもらって構いません」
だ、そうだ。
じゃあ、あの…お邪魔します。
ごめんな、学生より先に入っちゃって。
学生でも何でもないし、そもそも箱庭帝国の人間ですらないのに。
「へぇ…。凄い…」
さっきから俺、凄いしか言ってない。
完全にお上りさん。恥ずかしい。
しかし、ルレイアは特に物珍しそうにする様子もなく。
「ふーん…。成程…」
俺には使い方も分からない医療機器を、ルレイアは手に取って、じーっと眺めていた。
そして、一言。
「大したことないですね」
えっ…。
「設備は最低限、といったところですか。ルティス帝国の底辺医学部でさえ、この程度の設備は整ってますよ」
そ、そうなのか。俺は見たことないから分からないけど…。
医学部なんて、何処も同じじゃないのか。
建物が新しいから、設備も最先端だとばかり…。
そういう訳じゃないんだな。
「これ…最先端の設備じゃないのか?」
「ルティス帝国の医学部大学なら、五、六年前の設備ですね」
良いじゃん。五、六年前なら許してやってくれよ。
充分良い設備じゃん。と思うのは、俺の知識がにわかだからだろうか。
「新設の大学、それも国立大学なら、常に最先端の医療設備を整えておくのが当たり前ですよ」
「は、はい…。仰る通りです。これでも、かなり頑張ったんですが…」
箱庭帝国で揃えられる設備には、限度があるということか。
こればかりは…どうしようもないよな。


