ーーーーー…不機嫌ルレイアと共に、ルアリスに連れられてやって来たのは。
帝都の中心街にある、巨大な施設だった。
…何これ?
「デカい建物だな…。…何なんだ?ここ…」
しかも、まだ建てられたばかりであるらしく、新築みたいな匂いがする。
こんなでっかい建物、作ってたのか。
何する場所なんだ?…病院とか?
俺は内心首を捻っていたが、ルレイアはその建物を一目見るなり、大体のことを察したようだった。
「あぁ、成程…。これが新しい大学ですか」
「はい、そうです」
ルレイアが尋ね、ルアリスが答えた。
…大学。
そうか…。この建物は、新しく作られた大学の校舎だったのか…。
大学ってこんなに広いんだな。俺、生まれてこの方大学なんて通ったことないから、全然分からない。
何なら、小学校だってろくに通ってないのに。
「そういえば以前、ルティス帝国総合大学の視察に来てましたもんね。自分の国でも大学を新設するんだ、とか言って」
「はい、そうです…。その節は、えぇと…お世話になりました」
…そういえば、ルレイアがそんなこと言ってたな。
以前、ルレイアが『ルティス帝国を考える会』とかいうサークルに潜入する為に、ルティス帝国総合大学に籍を置いていたことがあった。
俺としては、自分が歯痒いばかりで、良い思い出は全くないのだが。
あの時、ルアリスが偶然大学を訪ねてきて、危うく正体がバレるところだった、って後で教えてくれたっけ…。
事あるごとにピンチに陥るルレイアだが、それを乗り越えるのもまた上手い。
あの時点でルアリスは、自分の国に新しい大学を作ることを企画していた。
そして、こうして無事に出来上がったという訳か…。
…凄いな。無学な俺にしてみれば、大学生ってだけで、何だか凄く頭が良いような気がしてくる。
しかし、ルレイアはと言うと。
「ふーん」
…あんまり、興味なさそうだった。
「おい、ルレイア…。もうちょっと反応を示してやれよ」
この国立大学を一つ作る為に、ルアリスがどれほど骨を折ったことか。
それを思うと、嘘でも、もう少し感動してやれよ。
「だって、大学なんて所詮、学歴厨が自己満足の為に来るところじゃないですか」
おい。なんてこと言うんだ。
「大学を出てなくても賢い人はいますし、大学を出たってだけで自分は賢いと勘違いしている馬鹿もいますからね」
それは…まぁ、そうかもしれないけど…。
身も蓋もないな。
「で?何ですか。このご立派な校舎を、俺達に見せびらかしたかった訳ですか?」
「ま、まさか…。そうじゃありませんよ。ただ、ルティス帝国総合大学にも通ったことのあるルレイア殿に、意見を聞きたかっただけです」
国内の施設を、意味もなく自慢げに見せびらかすような奴じゃないだろ、ルアリスは。
「意見、ねぇ…。まぁ建物はそこそこ立派ですが…。国立大学にしては、やや小さめですね」
「はい…。ルティス帝国総合大学に比べると、そうですね」
えっ。これ小さいの?
俺にとっては…充分大きな建物だと思うけど。
「現在はまだ開校していなくて、来年度から学生を募集する予定なんです。だから、まだ活気がないんですけど…」
あ、なんだ。まだ開校されてないのか。
でも来年度からってことは、いよいよ開校寸前なんだな。
帝都の中心街にある、巨大な施設だった。
…何これ?
「デカい建物だな…。…何なんだ?ここ…」
しかも、まだ建てられたばかりであるらしく、新築みたいな匂いがする。
こんなでっかい建物、作ってたのか。
何する場所なんだ?…病院とか?
俺は内心首を捻っていたが、ルレイアはその建物を一目見るなり、大体のことを察したようだった。
「あぁ、成程…。これが新しい大学ですか」
「はい、そうです」
ルレイアが尋ね、ルアリスが答えた。
…大学。
そうか…。この建物は、新しく作られた大学の校舎だったのか…。
大学ってこんなに広いんだな。俺、生まれてこの方大学なんて通ったことないから、全然分からない。
何なら、小学校だってろくに通ってないのに。
「そういえば以前、ルティス帝国総合大学の視察に来てましたもんね。自分の国でも大学を新設するんだ、とか言って」
「はい、そうです…。その節は、えぇと…お世話になりました」
…そういえば、ルレイアがそんなこと言ってたな。
以前、ルレイアが『ルティス帝国を考える会』とかいうサークルに潜入する為に、ルティス帝国総合大学に籍を置いていたことがあった。
俺としては、自分が歯痒いばかりで、良い思い出は全くないのだが。
あの時、ルアリスが偶然大学を訪ねてきて、危うく正体がバレるところだった、って後で教えてくれたっけ…。
事あるごとにピンチに陥るルレイアだが、それを乗り越えるのもまた上手い。
あの時点でルアリスは、自分の国に新しい大学を作ることを企画していた。
そして、こうして無事に出来上がったという訳か…。
…凄いな。無学な俺にしてみれば、大学生ってだけで、何だか凄く頭が良いような気がしてくる。
しかし、ルレイアはと言うと。
「ふーん」
…あんまり、興味なさそうだった。
「おい、ルレイア…。もうちょっと反応を示してやれよ」
この国立大学を一つ作る為に、ルアリスがどれほど骨を折ったことか。
それを思うと、嘘でも、もう少し感動してやれよ。
「だって、大学なんて所詮、学歴厨が自己満足の為に来るところじゃないですか」
おい。なんてこと言うんだ。
「大学を出てなくても賢い人はいますし、大学を出たってだけで自分は賢いと勘違いしている馬鹿もいますからね」
それは…まぁ、そうかもしれないけど…。
身も蓋もないな。
「で?何ですか。このご立派な校舎を、俺達に見せびらかしたかった訳ですか?」
「ま、まさか…。そうじゃありませんよ。ただ、ルティス帝国総合大学にも通ったことのあるルレイア殿に、意見を聞きたかっただけです」
国内の施設を、意味もなく自慢げに見せびらかすような奴じゃないだろ、ルアリスは。
「意見、ねぇ…。まぁ建物はそこそこ立派ですが…。国立大学にしては、やや小さめですね」
「はい…。ルティス帝国総合大学に比べると、そうですね」
えっ。これ小さいの?
俺にとっては…充分大きな建物だと思うけど。
「現在はまだ開校していなくて、来年度から学生を募集する予定なんです。だから、まだ活気がないんですけど…」
あ、なんだ。まだ開校されてないのか。
でも来年度からってことは、いよいよ開校寸前なんだな。


