ルレイアに連れて行かれた場所は、旅行客向けの観光地でも、ショッピングセンターでもなかった。
「ルレイア…ここ、何処だ…?」
「シェルドニア王国王都の中央卸売市場ですよ」
と、ルレイアは満面笑みで答えた。
ちゅ…中央卸売市場…?
「卸売市場って…業者が仕入れに来るところだろ?普通のスーパーとは違うんじゃ…」
「分かってますよ。でも、シェルドニア王国の中央卸売市場は、業者だけじゃなくて一般客にも販売してるんです」
とのこと。
へぇ…それは面白いな。
わざわざスーパーに行かなくても、卸売市場で直に買い物出来るのか。
スーパーで買うよりも新鮮なものが買えそうだし、利用する人は多そうだな。
実際、広々としたシェルドニア王国中央卸売市場は、多くの買い物客で賑わっていた。
卸売市場…と言うより、お洒落な青空市場、って感じの雰囲気だな。
「そうか…。まぁ、買い物するには良い場所かもな…」
毎日毎食、外に食べに行くのも大変だし。
折角だからここで食材を買って、自炊しよう。
…しかし、俺は卸売市場に入るまで、失念していた。
シェルドニア王国の食べ物は、ルティス帝国のそれとは大きく異なっているのだということを。
「さて、まずは新鮮な野菜から見ていきましょうか」
「あぁ…。…あっ…!?」
「?どうしました?」
「…」
紫とか黄色とかオレンジ色とか、カラフルな野菜がうず高く積み上がっていた。
いつぞやルリシヤと一緒に食べた、水色の実も大量に。
塩炒めにしたら美味しかった奴。
…うわぁ…。また出会っちゃった…。
「あ、見てくださいよルルシー。シェルドニアダイダイコン、ですって。煮物にしたら美味しいらしいですよ」
ルレイアが、オレンジ色の大根を指差した。
キモっ…。大根は白だろうよ。どう考えても。
一気に食欲が失せてきた。
でも、買い物に来ているお客さん達は。
平然と、カラフルな新鮮野菜を次々に購入している。
紫色の菜っ葉とか。例の水色の実も。
…まぁ、見た目はアレだけど、実際食べてみたら普通に美味しいからな。
見た目のインパクトを乗り越えれば…まだ、何とか…。
…でも気持ち悪いものは気持ち悪い。
「…それで…?ルレイアは何を買いに来たんだ…?」
カラフルな野菜を見ていたら、なんか脳みそがバグってきそうだから。
早いところ買い物を済ませてくれ。頼む。
「えぇっと、俺が欲しいのはですねー…。…あ、あったあった」
「…?」
ルレイアは、何やら黒いゴルフボールみたいな野菜が大量に詰まったコンテナに歩み寄った。
俺も後から続いて、恐る恐る近寄ってみてから気づいた。
「これ…玉ねぎか?」
「正解!シェルドニアマックロオニオンです」
…黒い玉ねぎ、だって。
…それ、カビじゃね?
「ルレイア…ここ、何処だ…?」
「シェルドニア王国王都の中央卸売市場ですよ」
と、ルレイアは満面笑みで答えた。
ちゅ…中央卸売市場…?
「卸売市場って…業者が仕入れに来るところだろ?普通のスーパーとは違うんじゃ…」
「分かってますよ。でも、シェルドニア王国の中央卸売市場は、業者だけじゃなくて一般客にも販売してるんです」
とのこと。
へぇ…それは面白いな。
わざわざスーパーに行かなくても、卸売市場で直に買い物出来るのか。
スーパーで買うよりも新鮮なものが買えそうだし、利用する人は多そうだな。
実際、広々としたシェルドニア王国中央卸売市場は、多くの買い物客で賑わっていた。
卸売市場…と言うより、お洒落な青空市場、って感じの雰囲気だな。
「そうか…。まぁ、買い物するには良い場所かもな…」
毎日毎食、外に食べに行くのも大変だし。
折角だからここで食材を買って、自炊しよう。
…しかし、俺は卸売市場に入るまで、失念していた。
シェルドニア王国の食べ物は、ルティス帝国のそれとは大きく異なっているのだということを。
「さて、まずは新鮮な野菜から見ていきましょうか」
「あぁ…。…あっ…!?」
「?どうしました?」
「…」
紫とか黄色とかオレンジ色とか、カラフルな野菜がうず高く積み上がっていた。
いつぞやルリシヤと一緒に食べた、水色の実も大量に。
塩炒めにしたら美味しかった奴。
…うわぁ…。また出会っちゃった…。
「あ、見てくださいよルルシー。シェルドニアダイダイコン、ですって。煮物にしたら美味しいらしいですよ」
ルレイアが、オレンジ色の大根を指差した。
キモっ…。大根は白だろうよ。どう考えても。
一気に食欲が失せてきた。
でも、買い物に来ているお客さん達は。
平然と、カラフルな新鮮野菜を次々に購入している。
紫色の菜っ葉とか。例の水色の実も。
…まぁ、見た目はアレだけど、実際食べてみたら普通に美味しいからな。
見た目のインパクトを乗り越えれば…まだ、何とか…。
…でも気持ち悪いものは気持ち悪い。
「…それで…?ルレイアは何を買いに来たんだ…?」
カラフルな野菜を見ていたら、なんか脳みそがバグってきそうだから。
早いところ買い物を済ませてくれ。頼む。
「えぇっと、俺が欲しいのはですねー…。…あ、あったあった」
「…?」
ルレイアは、何やら黒いゴルフボールみたいな野菜が大量に詰まったコンテナに歩み寄った。
俺も後から続いて、恐る恐る近寄ってみてから気づいた。
「これ…玉ねぎか?」
「正解!シェルドニアマックロオニオンです」
…黒い玉ねぎ、だって。
…それ、カビじゃね?


