ーーーーー…その頃、『青薔薇連合会』では。
「…」
「…シュノ先輩、元気がないな」
「無理もありませんけどね」
帝国自警団が、保護していた容疑者を解放した、と公式に発表してからというもの。
シュノは、ルレイアの身を案じて、ずーっと落ち込んでしまっている。
食事もろくに喉を通らない有り様である。
「シュー公!元気出せ。ほら、アリューシャのポテチやるから!はい!」
シュノに元気を出してもらおうと、アリューシャはポテトチップスを一袋丸ごと(しかもLサイズ)を、シュノに渡そうとした。
しかし。
「…要らない」
冴えない顔のシュノは、首を横に振ってアリューシャのポテトチップスを断った。
…まぁ、ポテトチップス一袋じゃ、なかなか元気出ないよね。
アリューシャは元気になるかもしれないけど。
「駄目なのか…!?あっ、シュー公、うすしお味嫌いなのか?じゃあコンソメポンチは!?」
「…要らない」
…アリューシャ、それを言うならコンソメパンチじゃないのかな。
「駄目かっ…!じゃあのり塩、じゃがバタ、あっ、新作のごまドレ味ってのもあるぞ!ほら!」
ごまドレ味かぁ。ちょっと美味しそうだね。
しかし、今のシュノは、期間限定のレアなポテトチップスくらいでは、心を揺り動かされることはない。
「…要らない」
ふるふる、と首を横に振るシュノだった。
「駄目なのか…。アリューシャじゃ、シュー公を救ってあげられないのか…!?」
…気持ちだけは、有り難く受け取ってもらえると思うんだけどね。
ルレイアの身を案じるシュノには、そう簡単なことでは通用しない。
「心配しなくても大丈夫だよ、シュノ」
私はアリューシャの代わりに、何とかシュノに元気を取り戻してもらおうと、声をかけた。
「ルレイアなら、きっと今頃無事に逃げてると思うよ」
「…本当に?だって、帝国自警団からも追い出されたんでしょ?」
それはそうだけど。
「今頃ルレイアが…行く宛もなく帝都の裏路地を彷徨ってるかと思うと…」
…居ても立っても居られないよね。分かるよ。
でも、そんなことにはなってないはずだ。
もしそうなら連絡をくれると思うし、何より。
「あのブロテ団長のことだ。保護を解除したとはいえ、無責任なことはしないと思うよ」
「でも…だって…彼女は向こう側でしょ?帝国騎士団の味方なんでしょ?」
「だからって、ブロテ団長がルレイアを帝国騎士団に売り飛ばすとは思えない。きっと無事でいるはずだよ」
「…」
…駄目か。
私の説得くらいでは、シュノは納得出来ないようだった。
…無理もないよね。
いくら私達が憶測を重ねたって、ルレイアから直接聞いた訳じゃないんだから。
それに、シュノほどじゃないけど、私だってルレイア達のことが心配なのだ。
私が狼狽えたら皆戸惑うだろうから、決して態度に出さないだけで。
「…」
「…シュノ先輩、元気がないな」
「無理もありませんけどね」
帝国自警団が、保護していた容疑者を解放した、と公式に発表してからというもの。
シュノは、ルレイアの身を案じて、ずーっと落ち込んでしまっている。
食事もろくに喉を通らない有り様である。
「シュー公!元気出せ。ほら、アリューシャのポテチやるから!はい!」
シュノに元気を出してもらおうと、アリューシャはポテトチップスを一袋丸ごと(しかもLサイズ)を、シュノに渡そうとした。
しかし。
「…要らない」
冴えない顔のシュノは、首を横に振ってアリューシャのポテトチップスを断った。
…まぁ、ポテトチップス一袋じゃ、なかなか元気出ないよね。
アリューシャは元気になるかもしれないけど。
「駄目なのか…!?あっ、シュー公、うすしお味嫌いなのか?じゃあコンソメポンチは!?」
「…要らない」
…アリューシャ、それを言うならコンソメパンチじゃないのかな。
「駄目かっ…!じゃあのり塩、じゃがバタ、あっ、新作のごまドレ味ってのもあるぞ!ほら!」
ごまドレ味かぁ。ちょっと美味しそうだね。
しかし、今のシュノは、期間限定のレアなポテトチップスくらいでは、心を揺り動かされることはない。
「…要らない」
ふるふる、と首を横に振るシュノだった。
「駄目なのか…。アリューシャじゃ、シュー公を救ってあげられないのか…!?」
…気持ちだけは、有り難く受け取ってもらえると思うんだけどね。
ルレイアの身を案じるシュノには、そう簡単なことでは通用しない。
「心配しなくても大丈夫だよ、シュノ」
私はアリューシャの代わりに、何とかシュノに元気を取り戻してもらおうと、声をかけた。
「ルレイアなら、きっと今頃無事に逃げてると思うよ」
「…本当に?だって、帝国自警団からも追い出されたんでしょ?」
それはそうだけど。
「今頃ルレイアが…行く宛もなく帝都の裏路地を彷徨ってるかと思うと…」
…居ても立っても居られないよね。分かるよ。
でも、そんなことにはなってないはずだ。
もしそうなら連絡をくれると思うし、何より。
「あのブロテ団長のことだ。保護を解除したとはいえ、無責任なことはしないと思うよ」
「でも…だって…彼女は向こう側でしょ?帝国騎士団の味方なんでしょ?」
「だからって、ブロテ団長がルレイアを帝国騎士団に売り飛ばすとは思えない。きっと無事でいるはずだよ」
「…」
…駄目か。
私の説得くらいでは、シュノは納得出来ないようだった。
…無理もないよね。
いくら私達が憶測を重ねたって、ルレイアから直接聞いた訳じゃないんだから。
それに、シュノほどじゃないけど、私だってルレイア達のことが心配なのだ。
私が狼狽えたら皆戸惑うだろうから、決して態度に出さないだけで。


