それにしても、フューニャの占い…か。
…占ってもらったら、更に憂鬱な状態になりそうで不安だが。
しかし、この先に何が待ち受けているのか、分かっているのといないのとじゃ、気の持ちようが違う。
…それに、もし悪い未来が待ってるんだとしたら、早めに知っておくことで、変えることも出来るかもしれないじゃないか。
よし。前向きに捉えよう。
「分かったよ。…頼めるか?」
「お安い御用です。少し待っててくださいね」
と言って、フューニャは占いの道具を取りに行った。
いつもなら、コップに水を入れて使ったり、何かの骨?を用いたりしているが…。
今日フューニャが持ってきたのは、タロットカードだった。
…なんか、珍しいな。
「フューニャ、タロット占いも出来るのか…」
「勿論です。それに、これは普通のタロットではありませんよ」
え?
「秘境の里で使われていた占い道具の一つです。私が自分で作りました」
ちょっぴり得意げに、胸を張って宣言するフューニャ。
マジ?フューニャの手作りカード?
「普通の紙じゃないんですよ。ルヴィアさんの髪の毛の束や爪の欠片、そして血と皮を混ぜて作っ、」
「…え?」
「…」
真顔でフューニャを見つめる俺に気づき、フューニャはしばし俺をじっと見つめ返し。
…そして、スッ…と視線を逸らした。
「…ルヴィアさんの髪の毛をほんの数本、ほんの数本混ぜて作りました」
「そ、そうか…」
そんな…「ほんの数本」を強調して…。
俺は、そっと自分の後頭部に触ってみた。
…もし毛束をもぎ取られたのであれば、一部薄くなってるんじゃないかと思って。
軽く触ってみたところ、まだ大丈夫そうだった。
…ホッ。
…ん?ホッとしてて良いのか…?
「そんな訳なので、占いの精度は抜群ですよ」
「そ、そうなのか…」
「さて、何を占いましょうか?」
…そうだな…。
「えぇっと…ここにいない人も占える、のか?」
「えぇ、可能ですよ」
「それじゃ、ルルシーさんと…ルレイアさんのことを占ってもらえないかな」
「分かりました。やってみましょう」
出来るんだ。凄い。
フューニャは、自家製タロットカードをシャッフルして、伏せたままテーブルに並べた。
「さぁ、ルヴィアさん。占いたい人のことを強くイメージしながら、これぞというカードを4枚、選んでください」
「わ、分かった…」
な、なんか本格的だな。
俺は、頭の中で強く、ルルシーさんとルレイアさんのことを考えながら。
何となく、目についたカードを4枚選んで、フューニャに渡した。
「こ、これで…」
「…分かりました。では、占ってきます」
と言ってフューニャは、カードを持って立ち上がった。
「少し一人にしてください。…決して覗いてはいけませんよ?」
「は、はい…」
「…」
フューニャは俺が選んだ4枚のカードを手に、そっと寝室へと消えていった。
…行っちゃった。
覗くなと言われたら、つい覗きたくなるのが人の性というものだが。
…見るのが恐ろしいので、大人しく待っていることにする。
…占ってもらったら、更に憂鬱な状態になりそうで不安だが。
しかし、この先に何が待ち受けているのか、分かっているのといないのとじゃ、気の持ちようが違う。
…それに、もし悪い未来が待ってるんだとしたら、早めに知っておくことで、変えることも出来るかもしれないじゃないか。
よし。前向きに捉えよう。
「分かったよ。…頼めるか?」
「お安い御用です。少し待っててくださいね」
と言って、フューニャは占いの道具を取りに行った。
いつもなら、コップに水を入れて使ったり、何かの骨?を用いたりしているが…。
今日フューニャが持ってきたのは、タロットカードだった。
…なんか、珍しいな。
「フューニャ、タロット占いも出来るのか…」
「勿論です。それに、これは普通のタロットではありませんよ」
え?
「秘境の里で使われていた占い道具の一つです。私が自分で作りました」
ちょっぴり得意げに、胸を張って宣言するフューニャ。
マジ?フューニャの手作りカード?
「普通の紙じゃないんですよ。ルヴィアさんの髪の毛の束や爪の欠片、そして血と皮を混ぜて作っ、」
「…え?」
「…」
真顔でフューニャを見つめる俺に気づき、フューニャはしばし俺をじっと見つめ返し。
…そして、スッ…と視線を逸らした。
「…ルヴィアさんの髪の毛をほんの数本、ほんの数本混ぜて作りました」
「そ、そうか…」
そんな…「ほんの数本」を強調して…。
俺は、そっと自分の後頭部に触ってみた。
…もし毛束をもぎ取られたのであれば、一部薄くなってるんじゃないかと思って。
軽く触ってみたところ、まだ大丈夫そうだった。
…ホッ。
…ん?ホッとしてて良いのか…?
「そんな訳なので、占いの精度は抜群ですよ」
「そ、そうなのか…」
「さて、何を占いましょうか?」
…そうだな…。
「えぇっと…ここにいない人も占える、のか?」
「えぇ、可能ですよ」
「それじゃ、ルルシーさんと…ルレイアさんのことを占ってもらえないかな」
「分かりました。やってみましょう」
出来るんだ。凄い。
フューニャは、自家製タロットカードをシャッフルして、伏せたままテーブルに並べた。
「さぁ、ルヴィアさん。占いたい人のことを強くイメージしながら、これぞというカードを4枚、選んでください」
「わ、分かった…」
な、なんか本格的だな。
俺は、頭の中で強く、ルルシーさんとルレイアさんのことを考えながら。
何となく、目についたカードを4枚選んで、フューニャに渡した。
「こ、これで…」
「…分かりました。では、占ってきます」
と言ってフューニャは、カードを持って立ち上がった。
「少し一人にしてください。…決して覗いてはいけませんよ?」
「は、はい…」
「…」
フューニャは俺が選んだ4枚のカードを手に、そっと寝室へと消えていった。
…行っちゃった。
覗くなと言われたら、つい覗きたくなるのが人の性というものだが。
…見るのが恐ろしいので、大人しく待っていることにする。


