そうと決まれば、早速。
「ルーチェス。カミーリア家に女はいますか?」
「勿論。僕の記憶だと、確かカミーリア家には、中年の奥様と、更に年頃の娘が二人います」
「成程。それは僥倖でしたね」
まぁ、仮に女がいなかったとしても、男でも落とせる自信はありますけど。
やはり女の方が色んな意味で「やりやすい」ので、都合が良い。
夫婦生活にマンネリしてきた中年の女…。非常に狙い目。
更に、そこに年頃の娘までいるとは。
俺に狙ってくださいと言ってるようなものだ。
「確か、姉の方は二十歳そこそこ、妹は十代後半くらいですかね」
「それは素晴らしいですね」
個人的には、もう少し成熟した方が好きですけど。
そのくらいの年齢なら、充分狙い目だろう。
俺だって、中年のババァより、年若い女の方が「美味しい」ですからね。
「…おい。お前らさっきから、何の話してるんだ」
ルルシーは、ジト目でこちらを睨んでいた。
いやん。その表情も素敵。
「ルレイア、お前もしかして…」
そう、そのもしかしてですよ。
「『ローズ・ブルーダイヤ』をもとある場所に戻す…。その為には、疑われずにカミーリア家の宝物庫に入り込む必要があります」
「それは分かってる。でも、どうやって…」
…そんなの決まってるじゃないですか。
「カミーリア家に合法的に忍び込むには、カミーリア家の人間に取り入るのが一番手っ取り早い。ですよね?」
「…!お前、やっぱり…!」
…ふっ。ルルシーも気づいたようですね。
そうですよ。
「カミーリア家の女性をたぶらかすつもりか…!?」
「そんな、俺を悪者みたいに言わないでくださいよ。失礼な…。ちょっとハーレムの会員が増えるだけじゃないですか」
アリューシャじゃないけど、これがいつもの…俺の…日常ですよね?
俺のハーレムの会員になる、とっても幸せな女性が一人二人、増えるだけです。
俺も『ローズ・ブルーダイヤ』を返却出来るし、カミーリア家の女も俺のハーレムに入れるし。
誰も困らない、皆が幸せになるウィンウィンの計画ですよね。
いやぁ素晴らしい。
「さすがルレイア師匠。この危機的状況でも、誰もが幸せになって丸く収まる解決法を模索するとは…」
「あぁ。ルレイア先輩にしか出来ない、素晴らしい解決方法だ」
「…」
「…」
ルーチェスもルリシヤも褒めてくれたのに。
ルルシーとセルテリシアさんは、互いに「えぇ…」みたいな顔で無言だった。
きっと二人共、この超平和的な解決法に感心してくれてるんですね。そうに違いない。
「さて、そうと決まれば…。『青薔薇連合会』本部に帰って、ターゲットに接触する方法を考えましょうか」
「…こうして、またルレイア・ハーレムの犠牲者が増えていくんだな…」
ちょっとルルシー?犠牲者って何ですか。
俺は全員幸せにしてあげてるんだから、そう言われるのは大変心外ですね。
「ルーチェス。カミーリア家に女はいますか?」
「勿論。僕の記憶だと、確かカミーリア家には、中年の奥様と、更に年頃の娘が二人います」
「成程。それは僥倖でしたね」
まぁ、仮に女がいなかったとしても、男でも落とせる自信はありますけど。
やはり女の方が色んな意味で「やりやすい」ので、都合が良い。
夫婦生活にマンネリしてきた中年の女…。非常に狙い目。
更に、そこに年頃の娘までいるとは。
俺に狙ってくださいと言ってるようなものだ。
「確か、姉の方は二十歳そこそこ、妹は十代後半くらいですかね」
「それは素晴らしいですね」
個人的には、もう少し成熟した方が好きですけど。
そのくらいの年齢なら、充分狙い目だろう。
俺だって、中年のババァより、年若い女の方が「美味しい」ですからね。
「…おい。お前らさっきから、何の話してるんだ」
ルルシーは、ジト目でこちらを睨んでいた。
いやん。その表情も素敵。
「ルレイア、お前もしかして…」
そう、そのもしかしてですよ。
「『ローズ・ブルーダイヤ』をもとある場所に戻す…。その為には、疑われずにカミーリア家の宝物庫に入り込む必要があります」
「それは分かってる。でも、どうやって…」
…そんなの決まってるじゃないですか。
「カミーリア家に合法的に忍び込むには、カミーリア家の人間に取り入るのが一番手っ取り早い。ですよね?」
「…!お前、やっぱり…!」
…ふっ。ルルシーも気づいたようですね。
そうですよ。
「カミーリア家の女性をたぶらかすつもりか…!?」
「そんな、俺を悪者みたいに言わないでくださいよ。失礼な…。ちょっとハーレムの会員が増えるだけじゃないですか」
アリューシャじゃないけど、これがいつもの…俺の…日常ですよね?
俺のハーレムの会員になる、とっても幸せな女性が一人二人、増えるだけです。
俺も『ローズ・ブルーダイヤ』を返却出来るし、カミーリア家の女も俺のハーレムに入れるし。
誰も困らない、皆が幸せになるウィンウィンの計画ですよね。
いやぁ素晴らしい。
「さすがルレイア師匠。この危機的状況でも、誰もが幸せになって丸く収まる解決法を模索するとは…」
「あぁ。ルレイア先輩にしか出来ない、素晴らしい解決方法だ」
「…」
「…」
ルーチェスもルリシヤも褒めてくれたのに。
ルルシーとセルテリシアさんは、互いに「えぇ…」みたいな顔で無言だった。
きっと二人共、この超平和的な解決法に感心してくれてるんですね。そうに違いない。
「さて、そうと決まれば…。『青薔薇連合会』本部に帰って、ターゲットに接触する方法を考えましょうか」
「…こうして、またルレイア・ハーレムの犠牲者が増えていくんだな…」
ちょっとルルシー?犠牲者って何ですか。
俺は全員幸せにしてあげてるんだから、そう言われるのは大変心外ですね。


