ーーーーー…アイズレンシアさんから、アリューシャさんと共に新聞を買いに行った後。
図らずも、『青薔薇連合会』の幹部会議に参加させてもらった俺は。
非常に不穏な会議を終えて、冴えない気分のまま家路についた。
…いつもなら、家に帰る時はうっきうきしてるんだけどなぁ。
可愛い俺の嫁、フューニャが家で待ってるかと思うと…帰り道、顔が自然とニヤけてしまうのも無理ないだろう?
しかし、今日ばかりは気が重かった。
今頃ルレイアさんが、そして俺の上司であるルルシーさんが、どれほど苦悩しているかと思うと。
敬愛するルルシーさんの為に、何も出来ない自分がもどかしかった。
俺が出来たことと言えば、アリューシャさんと一緒にコンビニを駆け回って、新聞を買ってきたことくらい。
そんなお使い、小学生にだって出来る。
俺もアイズレンシアさんやルリシヤさんやルーチェスさんみたいな、明晰な頭脳があれば…もっと役に立てたかもしれないのに。
情けない自分の身を呪いながら、暗い面持ちで帰宅。
「フューニャ…ただいま…」
我ながらしょんぼりと、覇気のない声と顔で帰宅した。
…すると。
「…じーっ…」
「わっ…。フューニャ…」
可愛い我が嫁フューニャは、廊下の柱の影からじーっとこちらを見つめていた。
び、びっくりした…。可愛いけど…。
「ど…どうしたんだ?フューニャ…」
「…」
フューニャは無言で、とてとてとて、と近寄ってきたかと思うと。
俺の前にやって来て、ふんふん、ふんふん、と匂いを嗅ぎ始めた。
出た。フューニャの特技。
うちの可愛いフューニャは、警察犬顔負けの優れた嗅覚を持っている。
フューニャの鼻にかかれば、今日の昼に何を食べたかも、さっきまで誰と会っていたかも、全て筒抜けなのである。
嘘だと思っただろう?…全部本当のことだ。
フューニャはいつも、俺が帰宅すると、よその女や男とふしだらな真似をしていないか。
つまりは、俺が浮気していないかを、匂いでチェックする。
匂いなんかで分かるのか?と思ったそこのあなた。
甘い。その考えは甘いぞ。
名探偵フューニャには、匂いだけで何でもお見通しなのである。
「ふんふん…。ふんふん…。…ふむ」
「…フューニャ?」
「この匂いだと…。さっきまで会っていたのは、同僚の幹部達ですね?」
ほらな。お見通しだろう?
「それから、食べ物の匂いもしますね…。おでんや肉まん…。さてはコンビニですね」
「あぁ…ちょっとアイズさんに頼まれて、新聞を買いにな…」
「ふむ、そうですか」
どうやら、フューニャの浮気チェックに合格したようで。
フューニャは、ぽふ、と俺に抱きついてきた。
どうしよう。めっちゃ可愛い。
今日一日の疲れが、空の彼方に飛んでいく。
やっぱりうちのフューニャ以上に可愛い女の子なんて、この世に存在しないなぁ。
ぐりぐり、と頭を押し付けてくる可愛いフューニャを、よしよし、と撫でてやった。
一日のうちで、こんなに幸せな瞬間は存在しないよ。
図らずも、『青薔薇連合会』の幹部会議に参加させてもらった俺は。
非常に不穏な会議を終えて、冴えない気分のまま家路についた。
…いつもなら、家に帰る時はうっきうきしてるんだけどなぁ。
可愛い俺の嫁、フューニャが家で待ってるかと思うと…帰り道、顔が自然とニヤけてしまうのも無理ないだろう?
しかし、今日ばかりは気が重かった。
今頃ルレイアさんが、そして俺の上司であるルルシーさんが、どれほど苦悩しているかと思うと。
敬愛するルルシーさんの為に、何も出来ない自分がもどかしかった。
俺が出来たことと言えば、アリューシャさんと一緒にコンビニを駆け回って、新聞を買ってきたことくらい。
そんなお使い、小学生にだって出来る。
俺もアイズレンシアさんやルリシヤさんやルーチェスさんみたいな、明晰な頭脳があれば…もっと役に立てたかもしれないのに。
情けない自分の身を呪いながら、暗い面持ちで帰宅。
「フューニャ…ただいま…」
我ながらしょんぼりと、覇気のない声と顔で帰宅した。
…すると。
「…じーっ…」
「わっ…。フューニャ…」
可愛い我が嫁フューニャは、廊下の柱の影からじーっとこちらを見つめていた。
び、びっくりした…。可愛いけど…。
「ど…どうしたんだ?フューニャ…」
「…」
フューニャは無言で、とてとてとて、と近寄ってきたかと思うと。
俺の前にやって来て、ふんふん、ふんふん、と匂いを嗅ぎ始めた。
出た。フューニャの特技。
うちの可愛いフューニャは、警察犬顔負けの優れた嗅覚を持っている。
フューニャの鼻にかかれば、今日の昼に何を食べたかも、さっきまで誰と会っていたかも、全て筒抜けなのである。
嘘だと思っただろう?…全部本当のことだ。
フューニャはいつも、俺が帰宅すると、よその女や男とふしだらな真似をしていないか。
つまりは、俺が浮気していないかを、匂いでチェックする。
匂いなんかで分かるのか?と思ったそこのあなた。
甘い。その考えは甘いぞ。
名探偵フューニャには、匂いだけで何でもお見通しなのである。
「ふんふん…。ふんふん…。…ふむ」
「…フューニャ?」
「この匂いだと…。さっきまで会っていたのは、同僚の幹部達ですね?」
ほらな。お見通しだろう?
「それから、食べ物の匂いもしますね…。おでんや肉まん…。さてはコンビニですね」
「あぁ…ちょっとアイズさんに頼まれて、新聞を買いにな…」
「ふむ、そうですか」
どうやら、フューニャの浮気チェックに合格したようで。
フューニャは、ぽふ、と俺に抱きついてきた。
どうしよう。めっちゃ可愛い。
今日一日の疲れが、空の彼方に飛んでいく。
やっぱりうちのフューニャ以上に可愛い女の子なんて、この世に存在しないなぁ。
ぐりぐり、と頭を押し付けてくる可愛いフューニャを、よしよし、と撫でてやった。
一日のうちで、こんなに幸せな瞬間は存在しないよ。


